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食品カードを使用した食事療法の有用性

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食品カードを使用した食事療法の有用性
95
原
著
食品カードを使用した食事療法の有用性
藤井 夏美,久保田昌詞,大橋
誠
大阪労災病院治療就労両立支援センター
(前所属:大阪労災病院勤労者予防医療センター)
(平成 26 年 9 月 3 日受付)
要旨:私たちは,以前にたんぱく制限を柱とした「腎臓をまもる食事療法」の本を作成し,それ
を基に食品カードを生活習慣病の食事療法のツールとして考案した.今回は,肥満,高血圧症,
脂質異常症,耐糖能異常の栄養指導に食品カードを使用し,有用性を検討した.対象者は製造業
の事業所 N の従業員で定期健診後に有所見者に対して栄養相談の参加者を募り,のべ 20 名に対
して 2010 年 10 月∼2012 年 12 月まで 6 カ月 7 回シリーズ(奇数回は面談指導,偶数回はメール指
導)で栄養指導を実施した.面談指導においては,肥満指導ではエネルギー制限指導を,それ以
外の疾患では栄養バランスのとり方を中心に指導を行い,毎回持参してもらった直前 7 日分の食
事記録を分析してその結果をフィードバックした.メール指導においては,励ましメールを送り,
アンケートと質問を返信してもらった.最終的に健診結果と食事記録のある 13 名を解析対象とし
た.統計解析には,メール指導時の返信で「食品カードを使用していますか」の問いに 2 回以上
「はい」と回答した者を A 群,1 回のみ「はい」と回答した者を B 群,「いいえ」又は記載無しを
C 群として 3 群に分け,健診結果や栄養素必要量の達成率について統計学的に解析した.健診結果
については A 群の体重のみ有意に減少した.その他の解析項目については,3 群いずれにおいて
も有意な変動を認めなかった.栄養素必要量の達成率については,A 群,B 群においてエネルギー
とたんぱく質が指導後に 100% に近づいていた.食品カードを用いた群では,栄養素別の達成率
が理想に近づいていることから,食品カードの使用は有用であると考えられた.
(日職災医誌,63:95─99,2015)
―キーワード―
食品カード,生活習慣病,栄養指導
背景・目的
満,脂質異常症,高血圧症,耐糖能異常の栄養指導に改
良した食品カードを使用し,有用性を検討した.
私たちは,肥満,高血圧症,脂質異常症,糖尿病,慢
方
性腎臓病などの食事療法のツールとして食事バランス
法
カード(52 枚)
,栄養バランスカード(51 枚)
,たんぱく
1.栄養指導対象者
質・塩分調整カード(57 枚)の計 160 枚からなる食品
製造業の事業所 N の従業員は 111 名で,定期健診で異
カード(図 1)を考案した.食品カードは,名刺と同じ大
常を認めた人数は,肥満 23 名,脂質異常症 37 名,高血
1)
きさで表側には食品のイラスト ,食品名,目安量とその
圧症 19 名,耐糖能異常 4 名で,複数のリスクを持ってい
重量(g)
を表示し, 裏側はその食材のエネルギー(kcal),
たのは 21 名だった.メタボリックシンドロームやその予
たんぱく質(P)
,脂質(F)
,炭水化物(C)や食物繊維
備群は特定保健指導として指導がなされていたため今回
(f)
の g 数を P-F-C
(f)
の順に表示している.管理栄養士・
の指導対象からは除外し,最終的には文書にて同意を得
保健師など指導者を対象とした研修会で食品カードにつ
た 20 名に指導を行った.希望者は肥満 7 名,脂質異常症
いてのアンケート調査を実施し,また,個人指導の際に
6 名,高血圧症 4 名,耐糖能異常 3 名であった.2010 年
ツールとして使用してもらいユーザーの意見を聴取し
10 月∼2012 年 12 月まで食品カードを使用した栄養指導
2)
て,改良を加えた .
今回は事業所の定期健診後の保健指導の一環として肥
を 6 カ月 7 回シリーズ(第 1,3,5,7 回は面談指導,第
2,4,6 回はメール指導)で実施した.
96
日本職業・災害医学会会誌
JJOMT Vol. 63, No. 2
計 3 回,励ましメールを送り,体重,腹囲,日々の体重
測定習慣の定着度,行動目標の達成度,食品カードを使
用しているかどうかについての回答と質問・気持ちなど
に関しメールで返信してもらった.
4.解析対象者と統計学的解析
20 名のうち,転勤等で 7 名が脱落し,最終的には指導
前後で健診結果と食事記録がそろった計 13 名(男!
女=
10!
3,年齢 45±10 歳)
を解析対象とした.疾病別では肥
満 5 名(男!
女=3!
2)
,脂質異常症 4 名(男!
女=3!
1)
,
高血圧症 3 名(男!
女=3!
0)
,耐糖能異常 1 名(男!
女=
1!
0)であった.
メール指導時の返信で,
「食品カードを使用しています
か」の問いに対して 2 回以上「はい」と回答した 4 名(男!
女=4!
0)を A 群,1 回のみ「はい」と回答した 3 名(男!
女=2!
1)を B 群,「いいえ」又は記載無し 6 名(男!
女=
4!
2)
を C 群とした.栄養計算については,対象者各人に
ついて栄養素ごとに摂取目標値を 100% としたときの実
際の摂取量の比率を指導前後で比較した. また, A 群,
B 群,C 群の 3 群間の健診項目の検査値と栄養計算値を
図 1 食品カード
2 元配置分散分析で比較した.解析には IBM SPSS Statistics Version 20.0 を使用し,
有意水準は危険率 5% 未満
とした.
2.面談指導
結
第 1 回面談指導(90 分)は疾患別にグループ指導と食
果
品カード使用方法のポイント,体重記録の書き方等の説
1.栄養指導全体の結果
明を行い,その後は個別にフォローした.
表 1 は,A 群,B 群と C 群の指導前後の健診結果を示
肥満指導では体重の数値目標を立て,減量に必要な消
している.ABC3 群において 2 要因の分散分析を行った
費エネルギー量を食事療法(エネルギー制限指導)と運
結果,体重のみ有意(p<0.05)な変動を認めた.A 群の
動療法に配分し,行動目標を立てた.それ以外の疾患で
平均体重は指導前 69.4±12.5kg から指導後 64.2±8.7kg
はエネルギーと三大栄養素の栄養目標量の計算(栄養バ
まで 5.3±6.0kg 有意に減少(p<0.05)
した.B 群は,70.5±
ランスのとり方指導)
を行い,行動目標を設定してもらっ
17kg から 68.4±16kg まで 2.1±1.6kg 減量し,C 群は,
た.肥満者のうち 2 名は脂質異常症の教室に参加したた
71.1±12kg から 71.6±12kg まで 0.5±1.3kg 増加したが
め,栄養バランスのとり方指導のみ行った.
いずれも有意ではなかった.体重以外のその他の項目は
目標摂取エネルギー量は標準体重(kg)に対して 25∼
30kcal!
kg,目標たんぱく質摂取量は標準体重に対して
有意な変動を認めなかった.
表 2 は,指導前後における個人の栄養素目標値に対す
1.0∼1.2g!
kg とした.目標脂肪エネルギー比率は 25%,
る実際の摂取量の達成率を表している.A 群,B 群,C
残りを目標炭水化物エネルギー比率とした.塩分は高血
群のエネルギー,たんぱく質,脂質と炭水化物の指導前
圧症の方は 6g!
日,その他は食事摂取基準から男性 9g!
後の変動について有意差は認められなかった.食品カー
日,女性 7.5g!
日とした.いずれの疾患についても毎回直
ドを 2 回以上使用していた A 群,1 回のみ使用していた
前 7 日分の食事記録を持参してもらい,次回以降に,栄
B 群と一度も使用していなかった C 群の 3 群の指導前
養計算結果をフィードバックし,改善が必要な部分につ
後の特徴を比較すると,A 群の指導後は,エネルギーと
いて指導した.食事記録が無い場合は,当治療就労両立
たんぱく質がそれぞれ 103%,104% と減少し,100% に
支援センター(前所属勤労者予防医療センター)独自作
近づいた.脂質,炭水化物も共に減少していた.B 群の指
成の「問診でエネルギー計算」という頻度調査で栄養計
導 後 は,同 じ く エ ネ ル ギ ー の 変 化 が 100% に 近 づ き
算を行った.栄養計算ソフトは,株式会社トップビジネ
(104%)
,脂質が減少し,たんぱく質と炭水化物の変化は
スシステムマイクロソフトウインドウズ WELLNESS21
少なかった.C 群の指導後は,エネルギーと炭水化物が増
2006 を使用した.
加(116%,118%)し,たんぱく質が減少(80%)して,
3.メールでの栄養指導
第 1 回グループ指導の 1 カ月後,3 カ月後,5 カ月後の
100% から遠のいた.
個別に見ると,特に B 群の 1 名の肥満者は,食事療法
藤井ら:食品カードを使用した食事療法の有用性
97
表 1 食品カード使用回数別健診結果
群
A(n=4)
項目
年齢
前
(歳)
B(n=3)
後
前
51±9
C(n=6)
後
前
42±12
*
p
後
42±9
―
体重
(kg)
69.4±12.5
64.2±8.7
70.5±17
68.4±16
71.1±12
71.6±12
<0.05
BMI
(kg/m²)
23.6±2.8
21.9±1.7
22.9±2.3
22.4±1.8
25.3±6.5
25.5±6.6
ns
SBP
DBP
(mmHg)
(mmHg)
128±11
76±10
125±16
76±13
116±7
76±9
127±17
76±20
131±9
83±11
136±18
85±12
ns
ns
LDL
(mg/dl)
127±28
123±18
153±6
154±25
130±20
125±11
ns
HDL
(mg/dl)
59±4
62±6
66±19
69±14
72±21
73±20
ns
TG
(mg/dl)
87±13
78±43
183±161
90±29
84±24
93±37
ns
FBS
(mg/dl)
93±6
96±10
89±4
90±6
92±9
89±4
ns
*
:p<0.05(A 群における指導前 vs 指導後)
平均値±標準偏差
A 群:2 回以上「はい」と回答した者,B 群:1 回のみ「はい」,C 群:「いいえ」または記載無
表 2 指導前後の栄養計算結果達成率(%)の変化
群
A(n=4)
項目
エネルギー
たんぱく質
脂質
炭水化物
(kcal)
(g)
(g)
(g)
B(n=3)
C(n=6)
前
CV
後
CV
前
CV
後
CV
前
CV
後
CV
121±18
116±11
144±32
98±27
15
10
22
28
103±23
104±20
133±34
89±26
22
19
26
29
112±51
101±50
164±60
86±47
46
50
37
55
104±27
99±31
138±41
88±25
26
31
30
28
111±25
90±35
122±45
102±19
23
39
37
19
116±24
80±28
118±32
118±38
21
35
27
32
A 群:2 回以上「はい」と回答した者,B 群:1 回のみ「はい」,C 群:「いいえ」または記載無
開始前に意気込んで食事量を減らし,目標エネルギーの
平均値±標準偏差
1.栄養指導全体の結果
55% まで低下していた者もいた.C 群の 2 名の肥満者は
食事療法において全体では,メール指導時の返信で「食
脂質異常症の教室に参加していたため,栄養バランスの
品カードを使用していますか」の問いに対して 2 回以上
とり方指導のみを行ったが,エネルギー制限指導を行っ
「はい」と回答した対象者においては有意な体重減量を認
た A 群と B 群の肥満者とは対照的に体重減少を認めな
めた.その多くは肥満教室の参加者であり,肥満改善と
かった.
いうモチベーションの高い人たちであったためと考えら
考
察
れる.また,肥満教室の場合は,間食制限や飲酒制限な
どの行動目標を達成するために,食品カードのお菓子や
私たちの開発した食品カードは 160 枚からなり,3 つ
アルコールなどのエネルギー表示から具体的に減量すべ
に分類される.食事バランスカード(52 枚)は主食,主
き量を把握できたので行動目標に反映しやすかったと考
菜,副菜の色分けで食事のバランスをとるためのもの,
えられる.一方,同じ肥満者でありながら栄養バランス
栄養バランスカード(51 枚)はより誤差の少ない栄養計
のとり方指導のみ行われた C 群の 2 人については,食品
算のためのもの,たんぱく質・塩分調整カード(57 枚)
は
カードが使用されず,体重減少も認めなかった.その背
たんぱく質 10g 以下の食品を表示し,主にたんぱく質制
景には 2 人とも女性であったが,共通してコンビニでの
限が必要な食事療法に使用するものである.以前に,大
食品の購入や外食が多く,料理を作る機会が少ないため
3)
を
阪労災病院栄養管理室では「腎臓をまもる食事療法」
に食品カードを使用する機会が少なく,体重減少につな
出版した.これは,たんぱく質 5g,1g,0g 当たりの食品
がらなかったと考えられる.
量,エネルギーと塩分を表示し,糖尿病性腎症や慢性腎
体重が有意に減少した A 群であるが,収縮期血圧,拡
疾患の方のためのたんぱく質制限と十分なエネルギーを
張期血圧,LDL コレステロール,HDL コレステロール,
とる(以下,たんぱく質コントロール食)ための食品交
TG,FBS の指導前平均値に異常値はなく,このことが指
4)
換表 であった.食品カードは,この発想を基に開発した
導後の血液検査の平均値が前値と有意な変化がなかった
もので,たんぱく質の g 数をベースに各食材の食品量を
理由と考えられた.
決めている.今回は事業所の定期健診後の保健指導の一
2.指導前後の栄養計算結果達成率の変化(表 2)
環として肥満,脂質異常症,高血圧症,耐糖能異常の栄
表 1 で は A 群 4 名 の 体 重 減 少 は 平 均 5.3±6.0kg で
養指導に食品カードを使用し,有用性を検討した.
あった.そこで,表 2 の栄養計算結果達成率の変化を見
ると,指導後のエネルギー 103% とたんぱく質 104% と
98
日本職業・災害医学会会誌
JJOMT Vol. 63, No. 2
目標値に近く,三大栄養素は全体的に減少し,その結果
今後は,食品カードを肥満の方のエネルギー制限食に
エネルギーも減少していたので,減量に繋がったと考え
使用し,耐糖能異常や糖尿病患者の炭水化物コントロー
られる.栄養計算結果には栄養素の摂取量の申告誤差と
ル食,糖尿病腎症や腎臓病患者のたんぱく質コントロー
肥満度との関連があり,BMI が高い者ほど申告が減る5)
ル食,高血圧患者の塩分計算,脂質異常症の脂質コント
といわれている.また,管理栄養士の食品の見積りに違
ロール食などのそれぞれの食事指導のツールとして使用
6)
いがあるために栄養計算結果に誤差が生じる ことを念
頭におかなければならないが,A 群と B 群では,食品
した症例数を増やしたい.
利益相反:利益相反基準に該当なし
カードのエネルギー値や三大栄養素の値を使用したこと
によりそれぞれの栄養素の目標値に近づけることができ
た.
また,「食品カードを使用していますか」
の問いに対し
て 2 回以上「はい」と答えた A 群の 4 名は,メール指導
の回答から初期の段階から 3 カ月以上食品カードを使用
していた.一方,1 回のみの B 群の 3 名では,メール指導
の回答から栄養指導 3 カ月後の途中及び 5 カ月後の終わ
りにかけて,1∼2 カ月のあいだ食品カードを使用してい
たことになる.B 群の食品カードの使用状況から,最初は
食品カードの使用には積極的になれなかったが,指導を
受けている内に気づきがあり,食事療法に使ったと思わ
れた.A 群と B 群は食品カードを使用して摂取エネル
ギーを 100% 近くまで低下させることができたが,食品
カードを使用していなかった C 群は,100% 近くまで低
下させることができなかった.また,たんぱく質の達成
率が A 群と B 群で 100% に近づいたことは,食品カード
の元々のコンセプトが反映されていると考えられ,今回
は対象とはならなかった慢性腎臓病(CKD)への応用も
有用と考えられた.
3.食品カードの疾患別指導法とツールについて
3 回のメール指導のうち 2 回以上食品カードを使用し
ていると回答し,食品カードを 3∼6 カ月間継続して用い
た A 群(n=4)のみ,体重が 5.3kg と有意に減量した.
B,C 群は体重の有意な変化は認めず,また,検診項目の
血液検査においては,いずれの群も有意な変化は認めな
かった.もっと多くの症例を集めることができれば,有
意な変化が観察できた可能性は残る.
文 献
1)佐橋充デザイン:五訂版食品図鑑 Ver. 3 CD 版.アドム.
2)藤井夏美,久保田昌詞,大橋 誠:食品カードの有用性に
関するアンケート結果.日本職業・災害医学会会誌 60:
216, 2012.
3)阿部 裕監修,野村 誠,山内 淳,他編:糖尿病性腎
症・慢性腎疾患,腎臓をまもる食事療法.第 1 版訂正第 2
刷.東京.杏林書院,2004.
4)豊原真佐子,藤井夏美,吉田奈津子,他:腎機能障害に対
するたんぱく質制限療法―食品交換表の考案・作成とその
栄養食事指導効果について―.日本生理人類学会誌 3
(1)
:1998.
5)村上健太郎,佐々木敏,高橋佳子,他:エネルギー,たん
ぱく質,カリウム,およびナトリウム摂取量の申告誤差と肥
満度との関連:18∼22 歳の女子学生 353 人の横断研究,#
10266 Created 25 March 2008 by Kentaro Murakami.
6)吉本優子,梅本真美,奥田豊子,他:管理栄養士養成課程
生の食品・料理重量見積力向上プログラムの開発(第 1
報)∼見積り能力の学年による比較∼,人間科学部研究年
報.2011, pp 82―98.
別刷請求先 〒591―8025 大阪府堺市北区長曽根町 1179―3
(独)労働者健康福祉機構大阪労災病院治療就労
両立支援センター
藤井 夏美
Reprint request:
Natsumi Fujii
Japan Labor Health and Welfare Organization Osaka Rosai
Hospital, Research Center for the Promotion of Health and
Employment Support, 1179-3, Nagasone cho, Kitaku, Sakaishi, Osaka-prefecture, 591-8025, Japan
藤井ら:食品カードを使用した食事療法の有用性
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The Effectiveness of Diet Therapy Using a Food Card
Natsumi Fujii, Masashi Kubota and Makoto Ohashi
Japan Labor Health and Welfare Organization Osaka Rosai Hospital, Research Center for the Promotion of Health and Employment Support (Previously: Japan Labor Health and Welfare Organization Osaka Rosai Hospital Center for Preventive Medicine)
We have written The book of diet therapy protecting the kidney , and devised a diet therapy using a food
card as a tool to help prevent lifestyle-related disease. In this study, the food card was used to provide nutritional guidance on overweight, hypertension, dyslipidemia and impaired glucose tolerance, and its effectiveness
was examined.
The participants (n=20) were employees of company N who were recruited after having a clinical finding
on a regular health check between October 2010 and December 2012. The participants received nutritional
guidance in interviews (four times) or by e-mail (three times) over a period of 6 months. During interview guidance, energy control advice was given to overweight participants, and they were instructed how to maintain
nutritional balance to help control other diseases. The participants brought their 7-day dietary records to
every interview. The records were analyzed by a national registered dietitian who provided feedback. During
e-mail guidance, we sent encouraging messages and collected questionnaire results.
Thirteen participants who had medical check results and dietary records were included in the analysis.
Participants were divided into three groups based on responses to the questionnaire item Are you using the
food card? . Participants answering yes more than twice were categorized as group A, those answering yes
one time were group B, and those answering no or who did not respond were group C. The results of the
medical check and the achievement ratio of nutrient requirements were statistically analyzed. In the medical
check results, significant decreases in body weight were observed in group A only. In other analysis items, a
significant change was not observed in any of three groups.
In the achievement ratio of nutrient requirements, energy and protein intakes approached nearly 100% in
groups A and B after receiving nutritional guidance. Since the achievement ratio of each nutrient approached
the ideal in both groups who used the food card, it is thought that the food card was effective as a means of providing nutritional advice.
(JJOMT, 63: 95―99, 2015)
ⒸJapanese society of occupational medicine and traumatology
http:!
!
www.jsomt.jp
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