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Vol.55 Ocean Family News 2015 秋号

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Vol.55 Ocean Family News 2015 秋号
Ocean Family News 2015 Autumn Vol.55
Ocean Family News
・・・・・ 海は楽しい 海はすばらしい 海は大切 ・・・・・
2015
Autumn
Vol.055
Contents
事務局からのお知らせ
ハマゴウ
われら海洋族
三宅島サマースクール(レポート)
コラム
.
ケニアの海洋環境教育
いきもの便り
イベント紹介
御用邸前、小磯の手前に、大きなハマゴウ群落が
広がっていて、いまは花と実をみることができる。
葉を揉むとユーカリのような香りがする。
リーダー・ボランティア募集
編集後記
事務局からのお知らせ
災害支援活動
第 1 回「見えない雲の下で」紙芝居上演会
浪江町出身の語り部・国分晶子さんによる
◇ 日時:9 月 20 日(日) 17:30〜19:00
◇場所:葉山セミナーハウス
◇ 参加:費無料(参加申込み受付中)
《浪江町出身の故 佐々木ヤス子さんが東日本大震災から始まった逃避行体
験を綴った自叙伝「おそろしい放射能の雲の下で」。これを基に広島のまち
物語制作委員会メンバーが制作した紙芝居を、国分晶子さんが語ります。》
キャンプ(自然体験活動)リーダー養成講座
参加者募集
10 月 24 日(土)〜25 日(日)
中!
11 月 14 日(土)・15
日(日)・28 日(土)・29 日(日)
11/28(土)~29(日)
1泊2日
※11 月は、指定日内から 1 日以上実習選択
初めての
キャンプ体験
◇参加対象◇ 自然体験活動に興味のある 18 歳以上の学生・一般
◇参加定員◇ 20 名(先着順)
参加キッズ同時募集♪
◇参 加 費◇ 15,000 円(傷害保険料含む)
◇申込締切◇ 10 月 15 日(木) 規定の申込書にて
★専門講師による「安全管理」などの講座開催。
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Ocean Family News 2015 Autumn Vol.55
われら海洋族
三宅島サマースクール 2015
茂木 みかほ(もっきー)
三宅島の大自然とふれあうサマースクールが、今年も開催されました。私はスタッフとして、8 月
3 日〜8 日までのビギナーコースに参加させていただきました。
今回は、小学校4年生〜中学校 2 年生までの計 25 人の子どもたちが参加してくれました。みんな
海が大好きな子どもたち。三宅島で一緒に活動できることを私もとても楽しみにしていました。
三宅島では、毎日天気に恵まれ、海でたくさん遊び、そして学び
ました。スキンダイビングの練習では、潜るコツを教えてもらうと
ぐんぐん上達して、あっという間に水深 3〜4m のところまで行け
るようになった子がたくさんいました。ドルフィンスイムの練習で
は、イルカに興味を持ってもらう泳ぎ方を教えてもらい、みんなす
ぐにマネをしてできるようになっていました。波当たりが強い浜で
は、エントリーするのにちょっと勇気が必要ですが、バディで協力
して海に入り、足のつかないところでもスイスイ泳いでいました。
一日中、とにかく海でよく泳ぎ、夜はさすがにみんなお疲れの様子
でしたが、まだ終わりではありません。その日に観察した魚を図鑑
で調べるのです。みんなで図鑑を見ながら、今日見た魚の名前を
チェックしていきます。自分の見た魚が見つかるまで調べまくる子、
特に感動した魚の絵を思いを込めて描く子など、いろんな子がいて面白かったです。最終的に、今回
のサマースクールで観察することができた魚は、全部で 85 種類。すごいですね!
そして、特に楽しみにしていた子が多かった御蔵島ドルフィンスイムでは、念願のミナミハンドウ
イルカと泳ぐことができました!行きの船の中からみんなテンション高すぎで、イルカに会う前に疲
れちゃうのでは?と心配していましたが、そのおかげで船酔いする子がほとんど出ずに済みました。
海に入ると、イルカの方から興味を持って近づいてきてくれたり、赤ちゃん連れの親子イルカに会う
こともでき、みんな大興奮。中には、アオウミガメに会えた子たちもいて……。心に残る貴重な体験
ができ、本当によかったです。
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Ocean Family News 2015 Autumn Vol.55
われら海洋族
また伊ヶ谷では、お楽しみの飛び込みを実施。みんな思い思いのスタイルで飛び込みました。個性
的なポーズを決める子もいれば、終始同じポーズで貫き通す子もいて、見ていて楽しかったです。
海だけではなく、陸では阿古地区の噴火跡や太路池、アカコッコ館なども見学しました。運良く、
2 年に 1 度開催される島の伝統行事「富賀祭(通称、けんか祭り)」も見ることができました。
最初は緊張していた子たちも、さまざまな体験をしていく中で、徐々に自分らしさが出てきて、
見違えるほどたくましくなりました。慣れない集団生活の中では、いつもとは違い、我慢しなければ
ならないことも多かったと思います。でもその中で、協力することや、周りの人のことを考えること
など、大切なことを学べたと思います。
5 泊 6 日という短い期間でしたが、何か自分の中で変化が起きたとしたら、それはとても大きな
収穫だと思います。
最後に、私にとってサマースクールはずっと憧れでした。オーシャンファミリーのお手伝いをして
いるスタッフの中には、子どもの頃にこのサマースクールに参加していた方が何人もいて、羨ましい
なぁと思っていました。サマースクールの創設者であるモイヤー先生にもお会いしてみたかった!
とにもかくにも、子どもの頃に、こんな素晴らしい海の体験ができるなんて、本当に恵まれています。
没頭できるものを早く見つけられるのは幸せなことだと思います。好きなことがあれば、人生はどん
どん楽しくなる!
キラキラした目のまま帰っていった 25 人の子どもたちが、この先どんなふうに成長していくのか
楽しみです。きっと三宅島での体験が生きてくる時が
訪れることでしょう。また、海で会えるのを楽しみに
しています。
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Ocean Family News 2015 Autumn Vol.55
コラム
時は Polepole と「流れる?」
杉原淳夫
現在オーシャンファミリーにて研修をさせて頂いている杉原です。
私は研修に参加する直前まで青年海外協力隊という制度を使いケニ
アで 2 年間で環境教育活動を行っていました。
ケニアはコースト側、タンザニアとの国境近くにあるキシテ・ム
プングティ海洋公園にて活動を行いました。配属先のキシテ・ムプ
ングティ海洋公園(Kisite Mpunguti Marine Park)は、海岸から
6km 先のインド洋内に位置しています。当海洋公園は陸地から離れ
ているため、土砂の流入や生活排水の影響を受けにくく、美しい
サンゴ礁と多種多様な海洋生物が生息、イルカの群れに出会う確率も高く、ケニアの海洋公園の中で最
も多い入園者数を誇っていました。
そこで、近隣小学校で知の移転型・理論型の巡回授業を実施
し、子どもたちやその周辺の大人を巻き込むことから始めまし
た。徒歩圏内の小学校のクラブ活動時間を使わせてもらい、
隔週での授業を実施しました。授業は基本的にプロジェクター
を用いて行い、写真、動画、音楽や絵本等を多用して楽しみ
ながら学べるコンテンツを提供できるよう努めていました。
今回はそんなケニアの時間の話をさせて頂きます。
【巡回授業の様子】
ケニアの国語 スワヒリ語には“Pole Pole(ポレポーレ)”という「ゆっくりと」の意味の言葉があり、
ケニア人はこの
言葉が大好きです。この言葉を使ったこんなことわざがあります。
“Haraka haraka haina Baraka”
=急げ急げ には 神の祝福 が無い。=急ぎすぎると天の語りかけが聞こえず、事をし損じる。日本語
では急がば回れ?、焦らずゆっくり?的な意味だと思います。
実際に職場においても始業時刻はあってないようなもの、昼休憩は 2 時間ぐらい、会議時間は 3 時
間越えが当たり前など、そのポレポーレ文化は根強い。
日本人の私がケニアで生活しているとこのポレポーレ文化に翻弄されてしまいます。その一例が公共
交通機関での待ち時間。単〜中距離を移動する際に使う「マタツ」という乗り物ですが、この乗り物、
運行スケジュールが決まっておらず、乗客が揃って、且つ運転手さんの用事が済み次第、発車します。
なので、出発時間が全く読めません。私の住んでいた村はかなり田舎だったので 1 時間待ちは当たり前、
3 時間待ったこともあります!
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Ocean Family News 2015 Autumn Vol.55
コラム
こんなところで 3 時間待ったりします
そんな待ち時間に悶々としながら物思いに耽っていると、新たな発見が
あります。
本来日本人には、時間は「流れる」という感覚があると思います。
わたしもそのような感覚を持っていました。
何時間も待つことが日常のケニアでは、「待つことにこれだけの時間を
費やしている私は、すごい時間をムダにしてしまっているのだろうか。」
と、不安になってきます。
しかし、人間には環境に適応する能力が備わっていますので、ケニアで
自分を正当化できる思考を模索します。
【マタツ内部の様子】
…そもそも、時間が過去から未来に向けて流れているというのは感覚的な話で、偏った考え方じゃな
いのか?と とりあえず常識を否定してみます。
時が「過ぎる」、時が「流れる」と、あたかも不可逆的なような言い方をしているけど実際は違う
のではないで
しょうか。なぜなら、過去に「戻る」こともできなければ、同じように未来に「進む」
事もできず、そこはフェアなはずです。
例えば、時計。
時間が経過すると数字が増えていくのは誰が決めたのでしょう。もしかしたら未来に希望を持った
人が決めたのかもしれません。でも、時間が経過すると数字が減るという世界があってもよかったの
ではと思えてきます。
時間が「戻る」「進む」という言葉も、「負の遺産」「明るい未来」も過去は負、未来は正という感
覚を植え付けている偏った表現です。
そういう偏りがあることを、ポレポーレと
した時間の中で気付くのです。陳腐な言葉には
なりますが、「今」しかない。
誰もが子どもの時にそうであったように、時間は
「流れる」んじゃない、「今」があるだけだ。
ケニアでの待ち時間は、そう私に教えてくれました。
そんな気づきを得て帰国したわたしは、帰国祝いに誘って頂いた先輩との待ち時間に 10 分遅れ、
怒られることになるわけですが、時間の感覚に取り戻すにはもう少し時間がかかりそうです。
原稿大募集中♪
興味のある方は、事務局(☎046-876-2287 ✉[email protected])までお問合せ下さい。
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Ocean Family News 2015 Autumn Vol.55
いきもの便り
オヤビッチャ
スズキ目スズメダイ科。
黒い縞模様に黄色いアクセントが美しいスズメダイの仲間。
ロクセンスズメダイに良く似るが、縞の数で見分けることができる。
温暖な地域の浅い岩場にいるので、シュノーケリングや漁港の岸壁から海を覗くと見る
ことができる。
食性は雑食。なんでもよく食べる。
焼き魚などの食用にされることもある。
ナンヨウツバメウオ
スズキ目マンジュウダイ科
通常、沖縄より暖かい地域に生息するが、
幼魚は黒潮にのって岩手県ぐらいまで見られる
こともある。関東では水温が下がると死んで
しまう死滅回遊魚の一種。
幼魚は体が茶色く、薄いため枯葉のようにヒラ
ヒラと泳ぐ姿が特徴的。
成魚は白地に黒の縞模様で、ヒレは黄色くなり
幼魚とは全く異なる。
(イラスト・吉田健太郎)
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Ocean Family News 2015 Autumn Vol.55
イベント案内
詳細は、ホームページ(http://oceanfamily.jp)のプログラムカレンダーや、秋の自然
体験プログラム案内(10・11・12 月)号をご覧下さい!
【ファミリー向け】3 歳のお子様から参加可
☆ファミリーで SUP チャレンジ!
土曜日:10/3・10・17 日曜日:10/4・11
祝日:10/12 10:00〜12:00
☆シーカヤック&磯の生きもの観察!
土曜日:10/3・10・17・31 11/7 日曜日:10/4・11
11/1・8 祝日:10/12
10:00〜12:00
☆スノーケリング&海中生物観察!
土曜日:10/3・10・17 日曜日:10/4・11
祝日:10/12 10:00〜12:00
☆ヨット乗船体験! B&G 江の島海洋クラブ交流事業
江の島で開催 10/4(日) 9:30〜16:00
☆野あそび教室!
~秋からスタートの新規企画。自然の中で、自分たちで薪を割り、火を起こし、毎回、
野外料理をつくります。~
11/7・21・22 12/5・20 10:00〜14:00
【小学生向け】各プログラムの詳細は、別途、要項があります。
☆初めての 1 泊 2 日キャンプ体験☆
~テント設営から、火起こし・食事作りまで、何でも自分たちで完結します~
11/28(土)〜29(日) 1 泊 2 日
場所:三浦ふれあいの村と周辺の森、海岸
☆冬休み企画 冬の三浦半島の海・川・森ネイチャーハイキング☆
~自然豊かな三浦半島の海、川、森を歩きながら、そこに生息する生きものを観察しま
す。薪割り、火起こし、野外炊飯にも挑戦!~
12/26(土)〜28(月) 2 泊 3 日
場所:三浦ふれあいの村と周辺の森、海岸、大楠山と前田川、葉山セミナーハウス周辺
主催:NPO 法人教育支援協会ネイチャーキッズ事務局
【大人向け】1 年中海を楽しむことに挑戦!
☆スタンドアップパドルボード
平日も休日も、個人でもグループでも・・・SUP にトライしませんか。
初めての方の体験あり、スクールもあります。
☆シーカヤック
平日も休日も、個人でもグループでも・・・シーカヤックにトライしませんか。
初めての方の体験あり、スクールもあります。ツーリングを楽しみたい方も。
☆キャンプリーダー養成講座 詳細は、別途、要項があります。まずはチャレンジ!
~キャンプノウハウをしっかり学びます。どなたでも参加可。自然の理解や安全管理な
ど、自然の中で活動するための基本を座学、実習で学びます。災害時の対応のためにこ
の機会に学んでみませんか。
場所:三浦ふれあいの村と周辺の森、海岸
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Ocean Family News 2015 Autumn Vol.55
リーダー・ボランティア募集
2015 年 10 月 ~ 12 月
開催日
プログラム
参加条件ほか
10/3(土)
B&G 江の島カヤック交流事業 葉山でカヤック体験
10/4(日)
B&G 江の島 交流事業 江の島でヨット乗船
10/17(土)
葉山マリンキッズ(シーカヤック漕艇と海の生きもの観察)
10/18(日)
海・川・森のファミリー教室
(森の木の実探しと縄文おやきづくり)
10/31(土)
海辺の自然体験活動ボランティア指導者研修
(川の生きもの観察指導法)
11/14(土)
葉山マリンキッズ(源流の自然と川の生きもの観察)
11/15(日)
海・川・森のファミリー教室
(縄文火起こしと塩づくり、焼き物いろいろ)
11/28(土)
海辺の自然体験活動ボランティア指導者研修
(森づくり体験指導法)
11/28(土)
〜29(日)
初めてのキャンプ体験 in 三浦 (1 泊 2 日)
小学生の宿泊プログラム
集合:葉山セミナーハウス
対象:
子どもが好きな方・
NEAL(CONE)リーダー・
ライフセーバー・
ダイビングインストラクター・
シーカヤックインストラクタ
ー
※詳細は事務局まで
お問い合わせください。
12/12(土) 葉山マリンキッズ(海岸の漂着物と海の生きもの観察)
12/13(日)
海・川・森のファミリー教室
(キノコの観察と栽培準備、キノコ料理)
12/19(土)
海辺の自然体験活動ボランティア指導者研修
(冬の森の自然観察法)
12/26(土) ネイチャーキッズ・三浦 2 泊 3 日
~28(月) 海・川・森ネイチャーハイキング
1 日だけのサポートも可
ビーチクリーン( オーシャンファミリービーチクリーンクラブ:OBCC )
10/4(日)
11/1(日) 定期清掃
12/6(日)
どなたでも
大浜海岸 (集合:葉山公園 芝生広場) 10:00~11:30(予定)
Postscript
真夏に雨が少ないと思っていたら、ここにきて雨続き。少なからず台風が影響
している。台風とは、最大風速約 17m/s 以上の熱帯低気圧のうち、東経 180 度
以西の北西太平洋および南シナ海にあるものをいう。同じ規模でも進む区域に
よってサイクロンやハリケーンと呼ばれる。台風の語源は、江戸時代に熱帯低
気圧を中国にならって颶風(ぐふう)といい、その後、颱風という言葉が生まれ、
漢字が書きかえられて'台風'となったそう。その由来は、ギリシャ神話の巨
大な怪物テュポン(Typhon)や、ペルシャ語で嵐を意味する(Tufan)などがあると
のこと。つまり当て字がルーツだというのはちょっと意外だった。(み)
発行者:NPO法人オーシャンファミリー海洋自然体験センター 〒240-0116 神奈川県三浦郡葉山町下山口1741
TEL:046-876-2287 FAX:046-876-2297 E-mail: [email protected] HP: http://oceanfamily.jp/
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