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第2部 合意形成に使う主な図表の解説

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第2部 合意形成に使う主な図表の解説
機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 1.外部インタフェース一覧
1.1 定義
z 「外部インタフェース一覧」とは、当該システムと関連するシステムとの間でデータのやりとりが行われるインタフェースを一覧形式にまとめたもの
である。
z 「外部インタフェース一覧」の目的
„ 当該システムが関連するシステムの間でやりとりするインタフェースとその概要が一目でわかるようにする。
„ その他の外部インタフェースに関する「工程成果物」で扱うインタフェース数と相違がないことを確認する。
z 「外部インタフェース一覧」は、次の内容を記述する。
„ 当該システムだけとデータのやりとりを行う外部システムとの間のインタフェースに関する要件を一覧形式で記述する。
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 1.外部インタフェース一覧
1.2 構成要素
分類
項番
記述内容
0.共通情報
-
プロジェクト名、システム名、工程名、ドキュメントID、ドキュメント名、作成者、作成日付、バージョン、更
新者、更新日付
1.1
外 部 イ ン タ フ ェ ー ス ID /
外部インタフェース名称
外部インタフェースを特定する識別子および名称を記述する。
1.2
接続先相手システム名
当該システムと関連する外部システムを識別する名称
1.3
出力/入力の識別
関連する外部システムとやりとりされる情報の方向(出力[=送り出し]、
入力[=受け取り])を示す。
1.4
既存/新規の識別
外部インタフェースが既存にあるのか、新規に作成されるインタフェース
かの識別
1.5
接続方式
外部インタフェースが具体的にどのような仕組みで実現されるかの方式
の説明
1.6
処理タイミング
外部インタフェースを使ったデータの送り出し/受け取りがどのような処
理タイミングで実行されるかの説明
1.構成要素
記述内容の説明
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 1.外部インタフェース一覧
1.3 表記例
「受注管理システム」における表記を示す
接続先相手
システム名
外部インタフェースID/名称
既存/新規の
識別
接続方式
処理タイミング
出力/入力の識別
No 外部インタフェースID 外部インタフェース名
出力
(To)
○
接続方式
処理タイミング
入力 相手先システム情報
送受信時間
(From)
システム名
既/新 受渡し手段 データ形式 タイミング
販売管理システム 新規
ftp
XML
バッチ(定時) 日中
1
7800001
受注情報
2
7800002
商品出荷状況情報
○
販売管理システム
新規
ftp
XML
バッチ(日次)
夜間
3
7800003
商品情報
○
販売管理システム
既存
ftp
XML
バッチ(定時)
日中
4
7800004
新規顧客情報
○
顧客管理システム
既存
ftp
XML
バッチ(定時)
日中
5
7800005
顧客更新情報
○
顧客管理システム
既存
ftp
XML
バッチ(定時)
日中
6
7800006
受注処理ログ情報
処理証跡管理シス
テム
既存
API
テキスト オンライン(即 日中
時)
7
7800007
信用照会問合せ情報
8
7800008
信用照会結果情報
○
○
○
クレジット信用照会 既存
システム(外部)
https
テキスト オンライン(即 日中
(SSL利用)
時)
クレジット信用照会 既存
システム(外部)
https
テキスト オンライン(即 日中
(SSL利用)
時)
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備考
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 2.外部システム関連図
2.1 定義
z 「外部システム関連図」とは、当該システムと関連する外部システムの関係を俯瞰的に表現した図である。
z 「外部システム関連図」の目的
„ 当該システムが必要とする情報の内容について、発注者と合意する。
„ 当該システムと関連する外部システムの関係が一目でわかるようにする。
„ 外部システムとやりとりする情報が一目でわかるようにする。
„ 外部インタフェース一覧を作成するためのインプットにする。
z 「外部システム関連図」では、次の内容を記述する。
„ 当該システムだけではなく、関連する外部システムとその間を流れる情報について記述する。
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 2.外部システム関連図
2.2 構成要素
分類
項番
記述内容
0.共通情報
-
プロジェクト名、システム名、工程名、ドキュメントID、ドキュメント名、作成者、作成日付、バージョン、更新者、
更新日付
1.1
本システムの名称
本システムを識別する名称
1.2
外部システムの名称
本システムと直接/間接に関連する外部システムを識別する名称
1.3
外部インタフェース名称/
外部インタフェースID
外部システムとやりとりする情報を識別する名称/ID
1.4
方向
関連する外部システムとやりとりする情報の方向
1.構成要素
記述内容の説明
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 2.外部システム関連図
2.3 表記例
外部システム関連図
プロジェクト名
O社殿向け受注管理システム開発
ドキュメントID
GS0001
ドキュメント名
受注管理システム 外部設計書
バージョン
システム名
1
作成者
受注管理システム
沖一郎
更新者
クレジット信用照会
システム
(外部システム)
工程名
外部設計
作成日付
2010/3/12
更新日付
処理証跡管理システム
7800008
7800007
信用照会問合せ情報 信用照会結果情報
7800006
受注処理ログ情報
受注管理システム
集配信システム
販売管理システム
7800001
受注情報
6800001
出荷指示情報
ー
イ
ン
タ
6800009
販売管理処理ログ情
報
7800002
商品出荷状況情報
ッ
ネ
6800002
配送結果情報
ト
7800003
商品情報
【監視端末】
顧客管理システム
7800004
新規顧客情報
ファイル/DB渡し
メッセージ渡し
(サービスAPI呼び出し)
7800005
顧客更新情報
【インターネット端末】
凡例
関連するシステム間の
外部インタフェース
【社内システム端末】
外部システムとのインタフェースとなるデー
タ
データ受け渡しする外部システム
データ受け渡しする外部システム
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 3.外部インタフェース項目説明
3.1 定義
z 「外部インタフェース項目説明」とは、外部インタフェースに用いられるデータ項目とそれを構成する詳細の属性情報を一覧表形式で表したもので
ある。
z 「外部インタフェース項目説明」の目的
„ 必要となる外部インタフェースを構成する項目を規定する。
„ 構成する項目の型、桁数、説明などを規定する。
„ 外部インタフェースのデータ形式(並び順、配置など)を規定する。
„ 外部インタフェースとして必要となるデータ項目を明確にする。
z 「外部インタフェース項目説明」では、次の内容を記述する。
„ 当該システムと外部システム間を流れる情報項目とその構造について記述する。
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 3.外部インタフェース項目説明
3.2 構成要素
分類
0.共通情報
1.構成要素
項番
記述内容
記述内容の説明
-
プロジェクト名、システム名、工程名、ドキュメントID、ドキュメント名、作成者、作成日付、バージョン、更新者、
更新日付
1.1
外部インタフェースID
インタフェースを特定する識別子を記述する。
1.2
外部インタフェース名称
インタフェースを特定する名称を記述する。
1.3
全体レコード長
全データのレコードの長さを記述する。
1.4
階層レベル
データが階層構造を持つ場合、その各項目の階層レベルを記述する。
1.5
繰り返し数
データが繰り返される場合、その繰り返し回数を記述する。
1.6
項目名
データ項目を特定するための名称を記述する。
1.7
型
データ項目のデータ型(半角英数字、年月日型など)を記述する。
1.8
桁数/サイズ
項目の桁数やバイト数を記述をする。
1.9
可変長/固定長区別
可変長データか固定長データかの区別を記述する。
1.10
設定元データ
外部システムでのデータの意味を記述する。(コードの意味、使われ方など)
1.11
項目説明
当該システムでの使い方、意味と記述する。
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 3.外部インタフェース項目説明
3.3 表記例
外部インタフェースID 外部インタフェース名
外部インタフェース項目説明
No.
レベル
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
01
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
項目名
出荷指示ファイル
届先コード
積地コード
出荷日
注文№
商品コード
荷姿コード
数量
輸送方法
登録情報
登録区分
繰返数
EXTIFID01
型
可変長/固
定長区分
英数字
英数字
日付
英数字
英数字
英数字
数字
英数字
固定長
固定長
固定長
固定長
固定長
固定長
固定長
可変長
英数字
桁数
整数
小数
サイズ
バイト
5
5
8
10
5
2
10
2
5
5
8
10
5
2
10
2
2
2
ページ
出庫データIF
備考
項目説明
yyyymmdd
01:バラ , 02:ドラム
1X:自社輸送 , 2X:元売輸送 , 3X:客先輸送
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 4.外部インタフェース処理説明
4.1 定義
z 「外部インタフェース処理説明」とは、外部システムとのデータのやりとりの方式について、その概要を記述したものである。
z 「外部インタフェース処理説明」の目的
„ 外部システムとのデータのやりとりに必要な手順と内容を明確にする。
„ 例外が発生した場合の対応を明確にする。
z 「外部インタフェース処理説明」では、次の内容を記述する。
„ 処理説明:送出側、受取側での使い方、意味などを記述する。
„ 外部インタフェースデータの扱いについて記述する。
„ 例外の規定および例外発生時の対応について記述する。
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 4.外部インタフェース処理説明
4.2 構成要素
分類
項番
記述内容
0.共通情報
-
プロジェクト名、システム名、工程名、ドキュメントID、ドキュメント名、作成者、作成日付、バージョン、更新
者、更新日付
1.1
接続先相手システム名
当該システムと関連する外部システムを識別する名称
1.2
接続先プラットフォーム
当該システムと関連する外部システムのプラットフォームの名称
1.3
送・受信の識別
関連する外部システムとやりとりされる情報の方向(送り出し/受け取り)
1.4
データ量
処理1回当りに取り扱うデータ量を記述する。
1.5
全体レコード長
全データのレコードの長さを記述する。
1.6
保存期間
外部システムとやりとりするデータの保存期間を記述する。
1.7
保存場所
外部システムとやりとりするデータの保存場所を記述する。
1.8
処理説明(事前条件)
当該処理の事前処理について概要を記述する。
1.9
処理説明(本処理)
主処理について概要を記述する。
1.10
処理説明(終了条件)
当該処理の終了処理について概要を記述する。
1.11
処理説明(例外条件)
例外が発生した場合の対応や、回復手順などの概要を記述する。
1.構成要素
記述内容の説明
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機能要件の合意形成ガイド 分冊5 外部インタフェース編
第2部 合意形成に使う主な図表の解説 4.外部インタフェース処理説明
4.3 表記例
接続先相手システム名
接続先プラットフォーム
販売管理システム
UNIX(HP-UX11i)
送・受信の識別
データ量
送信
可変
全体レコード長(byte) 保存期間
500Byte(max)
保存場所
10日
受注管理システム サーバ内
外部インタフェース処理説明
事前条件
(送信レコード作成処理)
・ データベースより対象となるデータが抽出し、元となるインタフェースファイルを次の名称で作成する。
ファイル名:
ORDER_YYYYMMDD.TXT
YYYYMMDDは、処理日の日付を割り当てる。
ファイルのレコード構成は別紙1のようになっている。
本処理
100Mbps
イメージ図
(送信処理)
(1)送信ファイルの作成
元となるインタフェースファイルをコピーして送信用のファイルを作成する。
販売管理サーバ
受注管理サーバ
(Windows)
ファイル名:
ORDER_YYYYMMDD-0.TXT
YYYYMMDDは、処理日の日付を割り当てる。
-0は、処理を複数回実施した際のSEQ番号とする。
受注DB
送信レコード
作成
(2)ftpコマンドによる送信処理
(1)で作成した送信ファイルをftpコマンドにより相手先システムに送信する。
転送先サーバ名:foo.xxxxx.xxxx.co.jp
送信時のユーザ名/パスワードは次のとおり。
ユーザ名: xxxxxxxxxxxx パスワード: xxxxxxxxxxxxx
転送先のディレクトリ
/usr/juchu/data
販売管理DB
売掛DB
受注情報
登録
F
T
P
受信レコード
解析・チェック
IFファイル
終了条件
(1)ファイル転送結果の確認
① リターンコードを確認し、ftp処理が正常に終了したことを確認する。
② 転送先(販売管理サーバ)からのメッセージを受信して、転送成功を確認する。
例外条件
次の場合には処理異常として処理すること。
① ftp処理が正常終了しなかった場合。 (対応)エラーメッセージ処理に対してエラーを通知する。(詳細は別紙1参照)
② 受取側(販売管理システム)側で転送データに文字化け、レコード抜けを検知した場合
(対応)ファイル名を変更して再度本処理を実行する。
ファイル名の変更ルールは次のとおり。
ORDER_YYYYMMDD-0.TXT
前のファイルの数字から1上げた数字に変更する。
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