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Bulletin 3月号PDFファイル
Bulletin
平成 3 年 4 月 16 日第三種郵便物認可 平成 25 年 2 月 15 日発行(隔月 15 日発行)第 27 巻 第 5 号 通巻 241 号
The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu Chapter
2013
Vol. 241
3
特集:支部規約・公益事業
COLONNADE
上浪 寛
・JIA 準会員・協力会員について関東甲信越支部の考え方
・公益事業一覧
2
4
・公益目的事業の定義
6
会員増強と新会員種別対応
西勝建築設計 西勝郁郎
7
共有される建築を目指して
佐藤総合計画 高野洋平
8
マウントフジアーキテクツスタジオ
原田麻魚
8
ダイキン工業株式会社
松本賢治
9
三菱地所設計 江島知義
10
一級建築士事務所 DEN - A 田中克樹
11
私の抱負
施設見学会より 2012 横浜大会 JIA 保存問題委員会シンポジウム報告
JIA 神奈川建築相談室一委員として思うこと。
FORUM
第 70 回 URBANTRIP 市民の居場所としての公共施設の創り方
林寛治設計事務所 林 太郎
12
山本想太郎設計アトリエ 山本想太郎
13
エ-ディ-ネットワ-ク建築研究所 棚橋廣夫
14
天建築設計亊務所 天 茂彦
15
建築的行為としてのライフスタイル転換
目黒地域会 2012 年活動報告
茨城地域会の活動
「日本版 CABE を考えるシンポジウム/良い建築・街をつくるための建築・まちづくり機構」
CABE から何を学び、日本の建築・まちづくりに活かすのか
東海大学 渡邉研司
16
連健夫建築研究室 連 健夫
17
選挙公報
映画紹介「東京家族」
B A C K YA R D
19
ヒガノ 立石博巳
こんな本を読みました「図書館への旅」 編集後記●「新年を迎えて」
社団法人日本建築家協会
〒
関東甲信越支部
150-0001 東京都渋谷区神宮前 2-3-18 JIA 館
Tel: 03-3408-8291 Fax: 03-3408-8294 http://www.jia-kanto.org/members
22
22
支部ダイジェスト
三菱地所設計 萩尾昌則
23
23
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
特集:支部規約・公益事業
特集:支部規約・公益事業
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
Ⅲ.活動費の設定・徴収
JIA 準会員・協力会員について
関東甲信越支部の考え方
JIA 理事
関東甲信越支部長
上浪 寛
・ 活動費は支部、地域会において独自に徴収することが
できる。詳細は支部規約並びに地域会規則で定める。
CPD 実績証明書の活用、学生にとっては将来の就職活
本部、支部、地域会の決算報告で明確にする。
動時に会員事務所での就職応募者への評価に加える等。
・ 支部より支部機関誌を郵送する。支部 WEB マガジンの
Ⅳ.会員に対するサービス
・ [ 提案 ] ジュニア会員、学生会員の活動参加に対して
昨年12月12日開催の支部役員会で新しく設けられる準
員の所属は本部が前提で、会員管理上支部にも所属する、活
会員・協力会員、並びに支部規約について提案し意見交換を
動については本部、支部、地域会に登録するものとしています。
行いました。その後、12 月、1 月の本部理事会で関東甲信越
(会員規程第 2 条 本会の会員になろうとする者は、理事
支部が考える準会員・協力会員、並びに支部規約について提
会において別に定める入会申込書により、所属することとな
案し、他支部理事との間で意見交換を行いました。なお、会
る支部を通じて会長に申し込まなければならない。)
る。ジュニア会員にとっては設計等業務委託に関する
送付。
CPD を付与するなど何かしらのインセンティブを考え
協力会員(関東甲信越支部)
①法人協力会員 入会金:100,000 円
年会費:100,000 円
②個人協力会員
入会金: 0 円
年会費: 9,000 円
COLONNADE
①専門会員 [A] 入会金:6,000 円
年会費:18,000 円
[A]
入会金: 0 円
年会費:18,000 円
③ジュニア会員 [B]
入会金:3,000 円
年会費: 9,000 円
Ⅰ.登録、募集、活動
[B]
入会金: 0 円
年会費: 3,000 円
・ 現行の賛助会制度をできる限り踏襲する。
Ⅲ.活動費の設定・徴収
・ 現行の通り、本部、支部又は地域会登録とする。
・ 活動費は支部、地域会において独自に徴収することが
②シニア会員
④学生会員
法人協力会員
・ 現行の通り、活動主体は登録した本部、支部または地
準会員 [A]
Ⅰ.登録、募集、活動、権限
・ 登録は支部とする。ただし、現行制度の正会員の一部
に当たるため、会員の全国的な活動に配慮する。
・ 会員の募集は支部、地域会による。
・ 会員の活動は支部を前提とするが、会員の全国的な活
動に配慮する。
・ 支部毎に規約で定める。関東甲信越支部では、総会への
出席並びに意見表明を可能とするが議決権を有さない。
Ⅱ.会費の設定・徴収・運用
・ 現行制度同様、会費設定は全国一律が望ましい。
域会に限定した活動とする。
・ 会費の徴収は本部による。会費は機関誌の配布、CPD
管理費等の費用分を差し引き本部より支部へ交付する。
Ⅲ.活動費の設定・徴収
・ 活動費は支部、地域会において独自に徴収することが
本部、支部、地域会の決算報告で明確にする。
2
Ⅱ.会費の設定・徴収
Ⅳ.会員に対するサービス
・ 現行の通り、本部、支部、地域会それぞれに置いて会
・ 登録支部より支部機関誌を郵送する。支部 WEB マガ
費額を提案し、本部理事会に諮り、総会で決議する。
ジンの送付。
・ 現行の通り、本部、支部、地域会で会費を徴収し、本
個人協力会員
・ 本部より本部機関誌を郵送する。本部 WEB マガジンの
・ 登録は支部とする。
広報誌、WEB マガジン等に費用を差し引き地域会に交
・ 活動主体は登録の支部並びにその地域会とする。
付する。
送付。
・ 会員の全国的な活動に配慮する。
・ 個人協力会員は一般市民のほか、法人協力会員 OB、
ゼネコンやハウスメーカー所属者、などが想定される。
・ 地域会活動への参加は会員でなくとも、一般市民にプ
・ 会費は支部で徴収し、地域会活動会員については支部
・ 活動主体は登録した支部並びにその地域会とする。
交付する。
Bulletin 2013 年 3 月号
本部、支部、地域会の決算報告で明確にする。
Ⅰ.登録、募集、活動
広報誌、WEB マガジン等に費用を差し引き地域会に
・ 支部、地域会とも統一した会費金額とする。
できる。詳細は支部規約並びに地域会規則で定める。
Ⅳ.会員に対するサービス
・ 登録は支部とする。
Ⅱ.会費の設定・徴収
部、支部、地域会の決算報告で明確にする。
できる。詳細は支部規約並びに地域会規則で定める。
準会員 [B]
Ⅰ.登録、募集、活動
COLONNADE
準会員(関東甲信越支部)
・ 学生会員については卒業までの会員となるが、毎年会
費を徴収することで学校在籍実態を確認できる。
ロジェクト毎に参加してもらうことを可能とする。
・ 会費は支部で徴収し、地域会所属会員については支部
Ⅲ.活動費の設定・徴収
・ 活動費は支部、地域会において独自に徴収することがで
きる。詳細は支部規約並びに地域会規則で定める。本部、
支部、地域会の決算報告で明確にする。
Ⅱ.会費の設定・徴収
Ⅳ.会員に対するサービス
・ 支部、地域会とも関東甲信越支部では統一した会費金
・ 所属支部より支部機関誌を郵送する。支部 WEB マガジン
額とする。
の送付。
Bulletin 2013 年 3 月号
3
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
特集:支部規約・公益事業
特集:支部規約・公益事業
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
■ 公益事業一覧
新人賞、25 年賞、環境建築賞、日本建築大賞、日本建築家協会賞、
北海道支部住宅賞、東北住宅大賞、東海支部設計競技、
関西建築家大賞、関西建築家新人賞、中国建築大賞
行政等支援 年会費
保存要望関連、保存に関するシンポジウム、地域のまちづくり活動、
まちづくり・景観に関する他団体との共同活動、まちづくりに関する行政支援・提案、
まちづくり関連出版
福祉活動
九州 学生選奨、沖縄 卒業設計作品選奨、秋田 学生賞協賛、
神奈川 学生コンテスト、茨城学生卒業設計コンクール、群馬学生設計コンクール
都市づくり街づくり等推進委員会活動、再生部会活動、
関東 保存問題委員会活動 保存問題大会
街づくり活動
社会・公共事業
表彰事業活動
全国学生卒業設計コンクール、北海道学生卒業設計コンクール、東北建築学生賞、 東京都卒業設計コンクール、東海学生卒業設計コンクール、
近畿卒業設計コンクール
福祉関連活動、行政支援活動、福祉関連出版
相談活動
福島 日大卒業設計展との合同作品展、JIA 栃木クラブ賞、
山梨 長野卒業設計コンクール、長野学生卒業設計コンクール、
新潟 大学卒業設計コンクール
支部・地域会建築相談 建地調査活動、他団体・顧客支援活動及び年会費、
建築相談委員会活動、建築相談関連出版
COLONNADE
苦情処理・職責委員会・徴戒審査委員会活動
北関東 4 県合同課題設計コンクール
日本建築家協会優秀建築選(建築年鑑)
国際活動
地域会国際交流(福岡 韓国建築士会光州市交流)
APEC アーキテクト APEC 二ンジニア資格審査会、建築住宅国際機構会費、
国際委員会活動、UIA 大会推進特別委員会活動、国際交流関連出版
大会活動
環境行動ラボ活動及び支部・地域会環境関連委員会活動、環境関連出版
Bulletin 2013 年 3 月号
建築教育支援(群馬県工業高校建築展、
北海道 北のジュニアオープンデスク、鹿児島 オープンデスク)
オープンスクール、プロフェッショナルスクール、近畿 オープンスクール、
栃木 県内学生宿泊研修「スクールイン栃木」、
建築専門教育
岡山 地方都市の学生対象「環境に応答する建築」講演会、
支援
鳥取 新入会員勧誘一泊研修会、九州 建築塾・学生デザインレビュー、
長崎 地元工業高校対象の設計実務の体験指導
実務訓練支援 インターンシップ、JIA オープンデスク
登録建築家認定 本部・支部認定評議会、管理・運営・広報活動、資格制度委員会活動
建築関連法
各建築関連法見直し、行政及び他団体への年会費、設計の著作権対応、
設計者
選定・改善
入札に変わる設計者選定・低価格受注防止対策活動、消費者への広報活動、
コンペ・プロポーザル・QBS 等の支援、
業務職能活動
建築の業務 WG 活動、対社会行動 WG 活動、建築家賠償責任 WG 活動、
設計業務改善活動(中国 設計業務改善委員会)
仕様書・契約書 仕様書・契約書改定(の販売)
共 通
地域会合同会議、関東 地域サミット
小・中学校支援活動(神奈川 こどもワークショップ、
埼玉 和光市「放課後こども教室・空間ワークショップ」、
三多摩 空間ワークショップ「家をつくろう」武蔵野市立桜野小学校、福岡 小学校出前授業
CPD 評議会活動、建築基準法講習、一級建築士定期講習、管理建築士講習、
継続職能研修 リフレッシュセミナー、新建材・新技術講習、契約書・仕様書講習、賛助会員によるコンペ
CPD
行政・他団体との協議
業務改善活動
市民交流事業
(地域会)青森・秋田・岩手「地域に根差す」3 県合同例会、山形「芋煮会」、
宮城 せんだいデザインウィーク アーキテクツウィーク
福島 参加型座談会「ともに暮らす?」+ 建築の魅力、
神奈川 建築ウォッチング かもめの夜話、千葉 町並みウォッチング、
茨城 町並みウォッチング、城東「粋な下町暮らし」シンポ
港 タウンミーティング「かがやくまち、にぎあうまち、はぐくむまち」、
目黒 まちあるきの会、静岡 建築ウォッチング 市民交流事業
資格制度活動
(支部)関東甲信越支部 JIA トーク アーバントリップ 下町散歩、
近畿支部 デザイントーク さくら街見学会
業務・職能活動事業
広報事業活動
本部建築家アーカイブス委員会活動・JIA-KIT アーカイブス活動・
建築
アーカイブス 東北 北のデザインアーカイブス・空間デジタルアーカイブスコンソーシアム会費
JIA 会館活用委員会活動、市民交流関連出版、住宅部会活動
4
他団体等支援・共催(秋田「環太平洋自然エネルギー国際フォーラム」協賛)
JIA 全国大会、支部大会、関東甲信越 アーキテクツガーデン
広報事業活動 会報・機関誌、ホームページ維持管理、本部支部地域会広報活動
環境問題教育(青森 CASBEE 住まいの講習会、杉並 土曜学校「杉並からエコを考える」、
徳島 JIA 建築市民講座「エコハウス 20 のチャレンジ」)
教育支援活動
文化・交流事業
支部国際交流(北陸支部 韓国 / 建築交流の旅 中国大連建築交流・近畿支部 日韓交流 KIA 釜山支部交流)
研究・教育活動事業
UIA 関連、ARCASIA 関連、UIA2011 東京大会関連、
JOB 関連、本部 2 国間交流
環境省エコハウスモデル事業、島根「海士中学校エコ改修」研究会、
愛媛「翠小学校の学校エコ改修と環境教育」、環境データーシート発行、
環境活動
建築年鑑
事業・活動例
本部支部地域会災害活動、防災関連活動・出版
JIA いしかわ建築大賞、熊本住宅賞、JIA 鹿児島会賞、建築家のあかりコンペ
神奈川建築コンクール、千葉県学生賞、愛知 まちなみ建築賞協賛、
大阪府公共建築コンクール協賛、高知県建築文化賞・設監建築作品賞
卒業設計展
事業
災害対策活動
表彰事業
活動
事業・活動区分
事業・活動例
COLONNADE
事業・活動区分
上記各事業に別けられない公益目的事業会計全般に発生している収入・支出(出来るだけ各事業に振り分け
ることが望ましい)
(費用按分)人件費、事務費、施設費、事務委託費
Bulletin 2013 年 3 月号
5
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
特集:支部規約・公益事業
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
入会促進案内
入会促進案内
公益目的事業の定義
公益目的事業の定義
(公益法人認定法第2条第4項)
A 学術、技芸、慈善、その他の公益に関する別表各号に掲げる種類であって、
会員増強と新会員種別対応
新しい仲間を増やしましょう!
総務委員長
西勝 郁郎
B 不特定かつ多数の利益の増進に寄与するものをいう。
A について
個々の事業が別表各号のいずれかに該当しているかを検討する。
ために若手の入会に期待します。
制度は従来の正会員制度に加え、新たに準会員制度が創設され、
協力会員は、法人協力会員(現 , 賛助会員)に加え、個人 協
現賛助会員は協力会員としてスタートします。
力会員として広く建築家以外の市民の参加が可能となります。地
七、
児童又は青少年の健全な育成を目的とする事業
正会員は、一級建築士取得後 5 年以上の主体的立場で設計・
域会活動など地域に根差した仲間たちの参加が可能となります。
八、
勤労者の福祉の向上を目的とする事業
監理を行った個人と入会要件は厳しくなりますが、本年 3 月末
1987 年 6,373 名の正会員で設立した JIA は、1992 年の 6,977
までは現行規定での入会は可能です。
名をピークに今年度の期首で 4,494 名に至っています。本会の
一方、準会員制度が創設されます。特にジュニア会員・学生会
活動と財政を支える会員増強にご理解とご協力をお願します。一
員など次世代を担う建築家養成と中長期的活動のすそ野を広げる
人の会員が一人以上の仲間を増やしましょう!
公益法人認定法 第2条第4項別表
九、
教育、スポーツ等を通じて国民の心身の健全な発達に寄
一、 学術及び科学技術の振興を目的とする事業
・
与し、又は豊かな人間性を涵養することを目的とする事
二、 文化及び芸術の振興を目的とする事業
・
業
三、 障害者若しくは生活困窮者又は事故、災害若しくは犯罪に
・
二十一、国民生活に不可欠な物資、エネルギー等の安定供給の確
COLONNADE
よる被害者の支援を目的とする事業
■ 今年の 4 月 1 日から新たな公益社団法人移行に伴い、新会員
四、 高齢者の福祉の増進を目的とする事業
保を目的とする事業
五、 勤労意欲のある者に対する就労の支援を目的とする事業
二十二、一般消費者の利益の養護又は増進を目的とする事業
六、 公衆衛生の向上を目的とする事業
二十三、前各号に掲げるもののほか、公益に関する事業として政
〈西勝建築設計〉
会員種別の紹介
令で定めるもの
B について
個々の事業が特定の者のみの利益の増進になっていないかどうか
(9)
の観点からチェックポイントに沿って検討する。
(10) 博物館等の展示
(1) 検査検定
(11) 施設の貸与
(2) 資格付与
(12) 資金貸付・債務保証等
(3) 講座・セミナー・育成
(13) 助成(応募型)
(4) 体験活動等
(14) 表彰・コンクール
(5) 相談・助言
(15) 競技会
(6) 調査・資料収集
(16) 自主公演
(7) 技術開発・研究開発
(17) 主催公演
(8) キャンペーン・○○月間
(18) 上記 (1) 〜 (17) の事業区分に該当しない事業
事例にもとづく公益性の考え方
FORUM
展示会・○○ショー
「公益目的事業」のポイント整理
■ 表彰活動
■ 表彰活動、広報事業など(民間企業による協賛等)
・ 応募を会員のみに限定する等は認められない。不特定多数を対
・ 特定の企業からの協賛等により実施されている事業について
象とする必要あり。
・ ただし、国家資格のほか 、 合理的理由で地域や年齢等の制限は
可能。
■ 市民交流事業など(シンポジウム・セミナー等)
シンポジウムやセミナーの開催にあたって、参加者を会員のみに
・ 限定する等は認められない。
・ ただし、料金を徴収する場合、会員/非会員間にて金額差を設
は、協賛会社等への経済的利益に寄与する行為が含まれる場合
は、公益事業とみなされない。
■ 災害対策活動など(調査業務委託等)
・ 自治体や民間企業等からの調査業務の委託に関しては、当該業
務の「目的」と「情報公開」が判断要素となる。
・ 公益目的事業の定義に該当すること、調査結果が最終的に公に
公開されることが必要。
けることは可能。
6
Bulletin 2013 年 3 月号
Bulletin 2013 年 3 月号
7
温故知新
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
抱負を語る
委員会活動報告
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
交流委員会
共有される建築を目指して
施設見学会より
私の抱負
Fグループ
松本 賢治
原田 麻魚
高野 洋平
■学生時代に住民参加型の公共施設計画の設計ワークショッ
■ 事務所を開設してから、これまで様々な工場に伺わせても
プ企画に関わったことをきっかけとして、公共施設を中心と
らってきた。集成材、ガラス、鉄骨、金属加工などなど。どこ
した設計に 10 年間取り組んできました。近代以降の定型化
1. はじめに
・遮熱塗料 ゼッフル(化学塗料)
へ伺っても、物作りの現場には嘘が無くて良い。出来るか、出
近年、地球温暖化抑制の観点から、空調機器の環境性向上が
・高機能コントローラーによるデマンド制御
されたシステムを超えて、現代的な感性で素直に受け止めら
来ないか、よ~く考えれば出来るか。そうして色々と勉強させ
課題となっています。また、国内では、節電に対する関心が
多数のご質問を頂戴し活発な意見交換ができました。
れる建築のつくられ方を探してみたいという思いからのス
てもらっているうちに、やっと最近自覚できてきた嬉しい感触
高まっており、建築設備業界でもエアコンの省エネ性と快適
タートでした。「参加型」と言われる計画プロセスは近年一般
がある。それは、
図面から物が作られるという
「一方通行の関係」
化しつつありますが、そもそも建築をつくるということは、
以前の、物の「成り立ち」から発想(図面)が生まれる、とい
どんな計画であれ様々な人々が思いをぶつけあいながらイ
う感触だ。
メージを共有し、ひとつの建築をつくりあげていくプロセス
大 学 3 年 生 の 時 に、
に他ならないと感じます。現代の建築家には、設計プロセス
性の両立が強く求められています。この様な世間情勢の中、
2012年7月25日 交流委員会で弊社のショールーム
3. ショールーム見学
「フーハ東京」
「フーハ東京」を見学して頂く事ができました。当日は弊社
普 段、 気 に す る こ と は
初めての海外旅行で
の節電に対する取組みをご紹介させて頂いた後、ショールー
少 な い も の の、 大 切 な
を包括的に捉え、プロジェクトに関わるそれぞれの主体が個々
カルロ・スカルパのカ
ムの住宅ゾーン、業務用ゾーンを見学して頂きました。正会
空気。“フーっ” と熱い
の能力を発揮できる状況をつくりながら、それらを魅力的な
ステル・ヴェッキオを
員の皆様からもご意見やご質問を頂き、有意義な見学会とな
ものを冷まし、“ハーっ”
建築として統合してゆく横断的な力が求められていると言え
見て、そこにはっきり
るのではないでしょうか。建築家は「信頼される存在」であ
と存在している空間
りました。開催にあたり、委員長ならびに事務局からのご協
と冷たいものを温める、
ることが求められているとも言えるかもしれません。しかし
性に大興奮し、すぐに
力に厚く御礼申し上げます。
そんな何気ない動作に
ながら、社会の建築家への信頼は厚いとは言えない状況があ
本屋でイタリア語の作品集を買った。その中にあるスカルパの
ります。東日本大震災後の建築家への期待度はこのような状
スケッチには、具体的な素材の具体的な加工法と施工法がしる
2. 節電への取組み
ました。
況を映し出しているようにも感じます。そんな中で伊東豊雄
されていた。あの空間性を実現しているのは、具体としての物
● 2011 年震災以降の取組みをご紹介
フーハ東京では、実際に空気質を感じてもらえる体感ルーム
さんらによる「みんなの家」プロジェクトは、現代への警鐘
の集積なの だと気付かされたのがその時。それからしばらく、
震災以降、弊社では節電コントロールセンターを立上げ、世
が人気でありました。除湿することで快適性を失わずに省エ
と未来への一筋の希望を発信しているのではないでしょうか。
素材への理解も施工法や技術の知識も持ち合わせない私は、図
今、建築を取り巻く状況は大きな過渡期にあります。社会か
面を描けなくなってしまった。それが、
やっと描けるようになっ
間への節電への呼びかけや、実際の物件単位で取組んだ事例
ネできるデシカ空調体感ルームでは、時間が足らなくなるほ
ら共有される建築を目指して、精進していきたいと思います。
たということかもしれない。
などをご紹介致しました。
ど、ご意見やご質問を頂きました。
〈( 株 ) 佐藤総合計画〉
施工中の現場
説明会の様子
ちなんで名づけた、ショールーム「フーハ東京」を見学頂き
今すぐできる節電術
現場や工場など作り手側には、発想の源と結果の両方が存在し
FORUM
FORUM
ている。建築家は成り立ちを理解し、発想することで、さらに
作り手側の技術や素材を高めることのできる力を持っている。
そうする事で作り手側にも建築家と仕事をする喜びが生まれ
たら良いと思う。
「一方通行の関係」から「循環する知識体系」
としての関係が作り手と建築家の間に生まれることで、嘘のな
い素直な成り立ちを背景に、美しい建物を作ることができるの
ではないかと思っている。
〈マウントフジアーキテクツスタジオ〉
岡崎市図書館交流プラザ 年間 150 万人の利用者でにぎわう
4. 最後に
見学会後のビアパーティでも正会員の方、交流委員の皆様
同施設 左:市民参加ワークショップ風景 右:まちを取り込んだような内部空間
8
Bulletin 2013 年 3 月号
最近竣工した建物
●環境商品のご紹介
と楽しい懇親の時間を過ごす事ができました。是非今後も数
節電、省エネを意識した新技術、新商品などもご紹介いたし
多くの交流の機会に参加したいと思います。今回は弊社で開
ました。
催して頂き誠に有難うございました。
・潜熱顕熱分離空調(デシカシステム)
〈ダイキン工業株式会社〉
Bulletin 2013 年 3 月号
9
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
保存問題委員会
建築相談委員会
2012 横浜大会 JIA 保存問題委員会シンポジウム報告
JIA 神奈川建築相談室 一委員として思うこと。
『学び舎』- 学ぶことは生きること、生き続ける学び舎
委員会活動報告
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
JIA 神奈川
建築相談室
田中 克樹
江島 知義
『学び舎』-生きることは学ぶこと、生き続ける学び舎を
適切な保全を行わないことによる劣化にあると指摘された。
テーマとし、加藤三明舎長(慶応義塾幼稚舎)、長澤悟教授(東
膨大なストック、廃校問題、地球環境への配慮、地域の核と
■ 今を振り返るとラージファーム(組織設計事務所)を
ティー アーキテクト」(以下 CA)の元年でありました。
洋大学)、花田佳明教授(神戸芸術工科大学)をパネリストと
しての学校整備への対応には、長寿命化を図る必要性があり、
辞め個人の設計事務所を設立し早くも10年の年月を
CA 活動が巧く業務と絡められれば良いのですが、その活
してお招きしシンポジウムを行った。冒頭、左委員長から委
その動きを定着させることが、質の高い学校建築を長く使い
経たことになります。独立後まもなく(2005年5
動がボランティアに近い為、いまの自分にとってこれ以
員会内での議論と問題提起を行い、合わせて当委員会の活動
続け、保存・継承の問題を解決するひとつの考え方となるの
月)JIA の入会承認書を受け正会員として活動しており
上の時間は割けず、現時点の役割の中でそうしたことが
報告を行った。
ではないかと指摘された。
ます。確か相談室への参加は正式な書面(委嘱状)では
できれば良いと考えています。当相談室に来る人は神奈
2010年と記載されておりますが2008年からと記
川在住者が主であり、CA 活動と結びつけられれば良いと
憶しています。
考えます。CA 検討会議の座長でもある大月敏雄(東京大
花田先生は、日土小学校の価値は木造に鉄骨を組み合わせ
■シンポジウム主旨
たハイブリット構造やガラス面へのカーテンウォール工法な
築年数を経た建物は、機能的な不都合、耐震性の不適格の
どの技術的側面、両面自然採光をもたらすクラスター型教室
問題を抱え、技術的には、改修による再生の可能性がありな
配置と豊かな空間性、特に、日本におけるもう一つのモダニ
がらも解体されてきた。経済性とは縁遠い「学校建築」さえ、
ズムの流れと解釈であると指摘する。保存・再生によって、
簡単に壊されてしまう状況である。誰もが学び、生活の場と
学大学院准教授)さんが CA 活動する者達の資質として、
私の JIA 活動は我ら建築設計者が社会から性悪者(性善
上手い譬えを述べられています。引用させていただくと、
環境と共に継承できたこと、記憶を守ることができたことが
説から性悪説への変貌)として記された年に正会員とし
それは黒澤明の「七人の侍」に近いのではないか。七人
して経験した学び舎をテーマとすることで、保存問題に取り
評価された。
ての活動を開始したことになります。入会を希望した大
が持つそれぞれの特質(専門性)が求める人達に勝つた
組む際の新たな視点・考え方が得られるのではないかと考え
その後の意見交換において、『風景や建築が壊れる時、ユー
きな要因は当事の社会背景を基に考えたところにありま
めの術を与え、その村(地域)に平和的なコミュニテイー
企画した。
ザーや地域の人々も壊したかったわけではない。残せること
す。設計者としての倫理性が高く掲げられ又社会一般、
社会を蘇らせると。当相談室には七人以上のそれぞれ特
数多くの人達にその存在が知られ且つ社団法人として行
質ある専門性を持つ人が参加されております。私も幸い
政及び業界への意見が建築家憲章、倫理規定及び行動規
にもそうした仲間の一人として、微力ながらも活動させ
範に掲げられた、その高尚な規律に拠り正々堂々と発す
ていただいております。社会が複雑化されクライアント
ることができ、耐震偽装事件の発生以前より 設計者の
のニーズが変わってきている中で、設計を自分の土俵と
持つ職能性を主張している点にあります。現在、関東甲
して中心に置きながら、多方面に渡る幅広いコンサルタ
をイメージできなかった』というご指摘があった。風景や建
■パネルディスカッション
築は、創り手とユーザーが一緒になって、適切な保全を日々
加藤先生は、幼稚舎建築は、福澤諭吉の『まず獣身をなし
継続的に施すことで継承される。
て後に人心を養う』という教育に対する考え方に沿った自然
FORUM
採光、通風に配慮し、児童の健康に配慮した非常に使いやす
■まとめ
い建築であるとのことであった。建築を使い続けているのは、
使い続けられる建築には、『保全』、『地域との密着性』が必
保存しようという意味ではなく、使いやすいから壊す必要が
要であり、そこに価値を見出し継承されると感じた。地域の
信越支部神奈川地域会の幹事及び相談室の一員として JIA
ント業務もする職能者としての自分を磨き上げたいと思
ないからであるとご指摘された。
中で育てられる、愛でられる、思い出を語り合うとき、想う
活動を行っていますが、手持ち業務に追われ、なかなか
います。
長澤先生は、学校建築の変遷を踏まえ、学校建築が解体さ
ときに流れるうたのような建築や風景が、人々の記憶の中に
思うように動けない状態です。
れる理由のひとつとして、公共建築が持つシステム上の問題、
大切に継承され、豊かな都市空間が創出できるのではないか。
今回、三人のパネリストから貴重なご意見を頂いた。今後の
活動の中で、改めて考えていきたい。
〈三菱地所設計〉
〈 一級建築士事務所 DEN - A〉
そこで、2013年初頭にあたり、本年を希望の年と位
置付けました。なかなか自力で叶うことばかりではな
いのですが、次のくくりの10年を目指し可能な限り
業務&活動に励んでいきたいと考えています。一昨年
(2011年)になりますが個人的に大きな関心を抱いて
いる、地域に根ざした建築設計活動を目指す「コミュニ
花田先生によるプレゼンテーション
10
Bulletin 2013 年 3 月号
委員会活動報告
質疑応答
Bulletin 2013 年 3 月号
11
FORUM
委員会活動報告
委員会活動報告
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
部会活動報告
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
アーバントリップ実行委員会
デザイン部会
第 70 回 URBANTRIP
建築的行為としてのライフスタイル転換
市民の居場所としての公共施設の創り方
--『くりもとミレニアムシティ』
『あさひミレニアムシティ』見学 --
林 太郎
デザイン部会
副部会長
山本想太郎
■ 2012 年 10 月 27 日、
『くりもとミレニアムシティ』
、
『あさひミレ
生設備も備えており、またガラス張りの共用空間に茅葺き民家を内包
■「和光大学ポプリホール鶴川」と「武蔵野プレイス」。
空間の自由闊達な複雑さを一層際立たせている。中央コアに
ニアムシティ』の見学会を、デザイン部会主催で実施した。設計者で
するという構成が大きな特徴となっている。どちらも半自給自足を目
第 70 回 JIA アーバントリップに参加し、市民活動や生涯学
張り付いた機能連携への意思表示に近い巨大書架や、アクセ
ある井口浩氏よりプロジェクト全体の理念や運営についての解説を受
指して食糧やエネルギーの生産も敷地内で行っている。
習の場を公共図書館と統合するという潮流を示す二作品を見
スできない上空書架など、アドホックで複雑な操作を笑いに
けた。
(
『ミレニアムシティ』の詳細は『建築家』誌 2012 年 9 月号に
この2施設は建築の成り立ちや設備などの点で異なった性格を持っ
学させていただくことが出来た。
昇華して楽しんでいる様が清々しい。
掲載。
)簡単に説明すると、
「地球環境の蘇生」
、
「人のつながりづくり」
ており、それも含めこのプロジェクトには作りながらの「実験」とし
といったキーワードを掲げて持続可能社会モデルを作ろうという活動
ての色合いが強く感じられた。所有の形態や独自通貨など、現行の社
であり、またその拠点となる施設の名称でもある。このようなものは
会システムから若干距離を置いた手法も、独自の説得力を持つと同時
「和光大学ポプリホール鶴川」は、300 席の本格的なオー
次に訪れた「武蔵野プレイス」では、帰宅途中のサラリー
「エコビレッジ」などと呼ばれ現在では世界中に同種の活動・施設が
に、その組織規模の拡大や波及効果において大きな社会変革へとつな
ディトリアムを地下深く配し、舞台の上に積層された事務機
マンや学生など、途切れること無く出入りする来訪者にまず
見られる。私も訪れる前には、アリゾナにある『アーコサンティ』の
がる道筋はまだ明確ではないように見える。したがって現時点でこの
能を建物全体の構造・管理上のコアとして、地上においては
圧倒される。落ち着いた雰囲気をもつ駅前ロータリーとの連
小型版のようなものを想像していたのだが、パオロ・ソレリが都市や
社会モデルが主に発信するものは「システム」というよりは「スタイル」
その周囲を市民活動スペースと開架閲覧スペースで取り囲ん
続という立地条件を勘案するにせよ、それも踏まえての企画
建築を作りあげていく協働を中心とした意識集約に傾倒することに対
に近い。すなわち精緻巧妙に構築されたシステムによる説得というよ
し、井口氏の解説では建設のプロセスはあまり語られず、
「ネットワー
りは、このライフスタイル転換の雰囲気を社会が共有していけるかど
でいる。コアの南北ではそれぞれ不定形の吹き抜けが全階を
力。内部は一言で言えばラウンド処理したセル状形態による
ク都市」や「コネクトハウジング」といったプログラムの概念が詳細
うかこそが鍵となる。そう考えると、井口氏の言う「ゆるコミ」とう
貫き、計画の主題通り空間を “CROSSING” させている。実
個々の “PLACE” への還元である。図面を見たときはいくら
に示された。それだけでもこのプロジェクトが、活動自体を目的化し
言葉にに代表される参加の垣根の低さや、さらにはこの2施設を大き
てしまうような一部のエコ運動とは一線を画することが窺えた。
く特徴付けている現代建築としての意匠性の高さの持つ意味が自ずと
『くりもとミレニアムシティ』は千葉県香取市に作られた共住施設
重要となってくる。今回の見学会参加者の反応としても、プロジェク
質 3 層分の吹き抜けは、一階での細かなレベル操作と、ハン
なんでもフィレットをかけすぎだろうと思ったのが正直なと
ス・シャロウンもかくやと思わせる錯綜した階段配置でもっ
ころだが、これが平面では代用し得ないものであることは体
で、32 戸のプライベート空間(COYA)を内包する温室空間という構
ト運営への関心もさることながら、空間や形態に対する興味がかなり
て、実態以上に奥行きを感じさせ、結果として定位のよりど
験するとやがて理解できてくる。稜線の少なさと巧妙な照明
成となっている。居住者がこのような小スペースを複数の場所に所有
喚起されていたように見受けられた。
ころを失わせる。外観は、おとなしい配色の縦はぜ葺鋼板を
計画でセルのスケールをぼかすこと、そして廊下の排除に
して行き来するという「ネットワーク都市」提案の拠点施設第一号で
つまりこのプロジェクト全体が、プログラムとハードウェアを高度
主体とした外皮でコンパクトに包みこまれ、あえて正面から
よって、場のヒエラルキーが解除されている。ラウンジを介
ある。温室サッシで覆われた空間の半外部的なあいまいさは、施設全
なバランスで具現化・提示するという「建築的行為」となっており、
ずらしたと思われる控えめなエントランスと相まって、内部
した卓球台/ドラムセット/アート本の同居など、端的な箇
体に穏やかなコミュニティの雰囲気をもたらしていた。一方で『あさ
建築と建築家の現代的な価値を示している。今、見るべき建築を見た
ひミレニアムシティ』は千葉県旭市にある 9 室の利用権型シェアハ
感のある見学会であった。
所もあちこちに発生している。けれどもヒエラルキーの解除
ウスであり、より一般的な建築物に近い。こちらはいろいろな環境共
〈山本想太郎設計アトリエ〉
による緩やかな連携は、マクロなゾーニング操作だけではな
FORUM
FORUM
い。片や什器や書籍といった直接の行為対象に対して求心的
に、そして視線をあげると隣接するセル内の出来事に焦点を
向かわせるといった、なんとはなしの感覚の結果としても生
まれそうである。セル状空間からの帰結なのか、アルコーブ
状の壁面書架が主体となっており、廊下の無い諸室の連続と
あわせて古典的な図書館の雰囲気も漂わせている。
くりもとミレニアムシティ外観。温室群をケヤキが囲む
くりもとミレニアムシティ内部。高床一坪の COYA が並ぶ
あさひミレニアムシティ外観。上階に茅葺き民家を内包
あさひミレニアムシティ内部。眺望のよい共用スペース
一般に機能の混交や統合は主題として言うは易いがメリッ
トは見えにくい。一方で図書館は開架書架がずらりと並ぶ閲
覧室の王道パターンで依然として保留されている。今回訪問
した両施設はともに、この主題と機能をツールとした、市民
の身近な居場所に対する説得力のある再定義となっている。
和光大学ポプリホール鶴川
3 階から見下ろし
12
Bulletin 2013 年 3 月号
〈林寛治設計事務所〉
Bulletin 2013 年 3 月号
13
地域会だより
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
目黒地域会
地域会だより
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
茨城地域会
目黒地域会 2012 年活動報告
目黒地域会
茨城地域会の活動
茨城地域会
代表
会長
棚橋 廣夫
天 茂彦
■ 目黒地域会は 2008 年に設立し、今期で 5 年目を迎える
■ 茨城地域会は、創設 23 年を迎え、建築家として「建築文化の
基に製作したので同じ
ことになります。この間、松原忠策代表が 2 期 4 年の任期を
創造・発展のために」又「地域に何を貢献できるか」を模索しな
形となりましたが各グ
終え、昨年私が代表を継ぐこととなりました。4 年間を経て
がら事業の展開をしています。
ループ共個性的な“模様・
地域会の基本活動の形態は整えられたと思っております。会
本年度は以下の事業を行ってきました。
絵” をハウスの壁や屋根
に描き楽しんでいる様
1. アキーテクツガーデン 2012「光と建築」
毎月に定例会を開催して活動内容を協議しております。これ
子でした。
2012 年 6 月 27 日の夕方、JR 水戸駅から千波湖を一周し、さらに
までの活動の中心は、まず地域の理解を深める目的で実施し
てきた「まち歩き」です。既に 10 回の「まち歩き」の会を
開催して目黒区の全域をカバーしてきました。我々地域会メ
青木目黒区長に提案を説明する棚橋地域会代表
「ダンボールハウスをつくろう」
偕楽園を抜けて水戸市内に戻るルートで、昼間の姿とは異なった水
3. 水戸まちなかフェスティバル 「みんなで水戸のまちをつくろう」
戸の夜の魅力を伸ばすために、水戸の夜のまち歩き「水戸ナイト
水戸市の中心市街地で 10 月 28 日、震災復興イベント「水戸まち
ウォッチング」を行いました。建築設計者が建築物を設計する場合、
なかフェスティバル」が開催されました。約 1、5 キロ間のメイン
建物用途にもよりますが、建築に調和した照明として、明るさ、雰
ストリートが歩行者天国になり、約 18 のイベントが同時開催され、
囲気、光源の種類、照明器具のデザインなどを考えながら行ってい
盛大なものとなりました。 会場へはパーク&ライドを実施。車
FORUM
ンバーのみならず一般区民、行政の方、区議会議員など参加
目黒区は落語の「目黒のさんま」のご縁で毎年「さんま祭り」
者の輪を広げて来ており、目黒区の建築他団体の方の参加や
を開催し、そのさんまの供給元である宮城県気仙沼市とは友
JIA 他地域会との共同開催などを通じて交流を図っておりま
好都市の関係にあります。一昨年の東日本大震災の津波によ
くと思われます。器具メーカーからは製品として多数のデザインさ
での来場者には郊外から無料シャトルバス、会場内では 15 分間隔
す。
り壊滅的な被災をした気仙沼市の復興支援のため目黒区も区
れた照明器具が提供されていますが、設計者はいかにしてそれらを
でトランジットバスが運行する、トランジットモール社会実験と
第1回から6回までの「ま
職員を継続的に派遣して支援してきました。我々建築三会も
選択するのか、または自らデザインした器具を作って採用するのか、
しても注目を集めました。
ち歩き」をまとめた小冊子
いち早く復興計画案を現地で提案して支援をしてまいりまし
あるいは建築物に何らかの方法で " あかり " をつくるのか、色々あ
茨城地域会は、歩行者天国区間の中央付近で開催された「アート
「いい緑のある住みたい街
た。その一環として目黒区民にも気仙沼市の現状と復興提案
ると思われます。それは、天井、柱、壁、床、または大きい空間など、
アヴェニュー」において、1/500 の水戸地形模型上に自由に建物
をつくろう まち歩き」が
を理解して頂こうと昨年 7 月 2 日より 1 週間の会期で JIA アー
さまざまなところで工夫し、苦労しながら、いわゆる見せ場を創造
を 作 っ て も ら う、 参 加
一昨年出版され、街の評価
キテクツガーデン参加イベントとして目黒区総合庁舎 1 階ロ
しているはずです。また、空間をいかに演出し、効果をあげるかを
型 ワ ー ク シ ョ ッ プ「 み
表など内容についても大き
ビーにて「めぐろの建築 3 団体による気仙沼市震災復興提案」
考慮して設計を進めていきます。その行為は、都市景観にも反映さ
んなで水戸のまちをつ
展を開催致しました。青木区長を始め区職員の皆さん、来庁
れます。 従来のライトアップに加え、光をテーマとした町おこし、
くろう」を出展しまし
図書館の永久保存図書に指定されました。
者の区民の皆さんなど大いに関心を寄せられ、励ましの声援
まちづくりイベントが盛んです。これまで以上に夜景はその都市の
た。 北 側 の 那 珂 川 と 南
次に活動の軸になってきているのが「目黒区建築三団体連
を頂きました。今後も根気強い支援活動が必要だと考えてお
価値評価に直結し、心を尽くした「光のまちづくり」が不可欠になっ
側の千波湖に挟まれた、
携協議会」の立ち上げです。これまでも目黒区の外郭団体で
ります。
な反響を頂き、目黒区中央
「まち歩き」小冊子の刊行
〈(株)エ-ディ-ネットワ-ク建築研究所〉
てきていると思われます。
徴的な細長い台地地形と、主要な道路がダンボール素材で再現さ
ある目黒区住宅・街づくりセンターの「まちづくり塾」の活
2. 平成 24 年度 わくわくチャレンジ 作って楽しもう教室
動を通じて東京建築士会目黒支部並びに東京都建築士事務所
「ダンボールハウスをつくろう」
協会目黒支部の会員の皆さんと交流を深めてまいりました
が、オフィシアルな協議テーブルを設ける目的で上記協議会
を立ち上げることとなりました。建築関係三団体の協議テー
ブルの設置の話は、他地域会や支部レベルでも話しが出てき
ているようですが、今後の JIA の公益社団法人に向けた活動
においても、又行政との連携による活動においても有効な協
議機関となるはずです。
目黒区総合庁舎ロビーにて開催された「めぐろの建築
3 団体による気仙沼市震災復興提案」展
Bulletin 2013 年 3 月号
れ、そこに、建築用の発泡スチロールのキューブや円筒、円錐、
樹木用の球体など、様々な素材を組み合わせ、着彩したカラフル
茨城県桜川市教育委員会より茨城地域会に小学生を対象にした事
な「水戸」が出来上がりました。
業開催依頼があり、市内の小学生を対象に「平成24年度 わく
会場では、子供たちを中心に、多くの人が参加し、開始 2 時間強で、
わくチャレンジ 作って楽しもう教室」事業の一つとしてダンボー
当初用意した約 1000 の素材がなくなってしまう盛況ぶりでした。
ルハウス製作の事業を提案し、2012 年 7 月 14 日(土)、桜川市
日頃生活しているまちを、俯瞰的に見ることや、建築を作る楽し
大和中央公民館において実施いたしました。
さを多くの方に知ってもらえたことは、地域の建築家の活動とし
当日は、ダンボール、カッターなどの材料は地域会で用意し、
て、有意義なことだったと思います。
小学生17名が参加。3グループに分け、グループごとにダンボー
ルハウスを製作してもらいました。ハウス自体は簡単な設計図を
14
水戸フェスティバル「みんなで水戸のまちをつくろう」 「馬の背」と言われる特
〈(株)天建築設計亊務所〉
Bulletin 2013 年 3 月号
15
FORUM
員数もほぼ 34 名で安定してまいりました。8 月は休みとし、
コラム
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
コラム
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
日本版 CABE を考える
「日本版 CABE を考えるシンポジウム/
良い建築・街をつくるための建築・まちづくり機構」
日本版 CABE
推進タスクフォース
渡邉 研司
■ 1999 年英国で、公共及び民間による開発計画の良好なデザ
インを導く目的で設置された建築都市環境委員会 (Commission
for Architecture and the Built Environment 以下 CABE) の日本で
の実現可能性を議論するシンポジウムが、2012 年 11 月 30 日、
JIA 横浜大会イベントのトップを切って開催された。朝一番の
プログラムにも関わらず、60 名を超える聴衆が集まり、関心
の高さが伺われた。ラウンドテーブル型のレイアウトで行なわ
れた議論は、CABE そのものが持つ公開性でフラットな関係が
人々が楽しめ誇りを持てる場所、空間を創っていること、以
ルを策定し、良好な景観に対する価値観を共有し、建築計画
上 5 つの視点が、再認識されたが、今後の課題として、制度
があった場合、計画側が協議会にその内容を説明し協議する
としての法整備、運用方法、組織形態などが存在しており、
という形がつくられてきたことを説明した。コメンテーター
芦原会長による日本版 CABE モデルをたたき台として、JIA を
の工学院大学教授の倉田直道氏からは、日本版 CABE は何を
中心に既存の組織と連携しながら、この取組みをやれる所か
やるのか、JIA が何をやるのか、を整理する必要があるとの指
ら実施していくことが確認された。最後に日本建築士会連合
摘があった。小林正美氏からは、日本は敷地を越えるとフィー
会会長の三井所清典氏からは、建築家が街づくりに関わるこ
がもらえない状況がある、建築家は都市に対してもっと勉強
との大切さと共に日本版 CABE 推進に対して応援メッセージを
する必要がある、とのアドバイスがあった。会場からの質問
いただいた。
を含めてディスカッションが行なわれた。CABE が提示してい
思えば明治時代に先人が発展国であった英国に建築やまち
るデザイン・レビューの評価軸:良い建築とは、①建物や場
づくりの作法を学んで造られた横浜という場所で、これから
が目的に合っており持続可能であること、②周囲との関係性
の日本の建築とまちづくりの方向を、より良く変えていくた
において適した場所での開発であること、③コミュニティ推
めに、ふたたび英国から学び、日本に合った CABE を創ろう
進など利用者のためにデザインされていること、④二酸化炭
とする呼びかけができたことは意義深いと考える。
素排出を最小限に抑えるなど環境に配慮されていること、⑤
〈東海大学〉
FORUM
反映されており、企画者の連健夫氏による英国仕込みのオープ
シンポジウムはラウンドテーブル型で行われた。
ンなディスカッションの意図が見えた。JIA 関東甲信越支部長
紹介され、確認申請行為という定量的判断主体の日本との違い
の上浪寛氏による開会の挨拶に続き、連氏からシンポジウムの
が浮き彫りになった。続いて芦原太郎 JIA 会長からは、CABE
主旨として、美しい街・建築をつくるためのシステムが日本は
を最初は CAVE =洞穴かと思ったという冗談で会場を和ませた
弱く、CABE のシステムは参考になり、それを実現させるにど
後、震災復興という JIA に課せられたミッションの中、まちづ
のようにすれば良いかをディスカッションする機会である、と
くりにおける CABE の有効性を話され、日本版 CABE のモデル
説明すると共に、2012 年 8 月に自ら英国に赴き、CABE の委
が提案された。続いて、建築家の長島孝一氏、建築ジャーナル
員にインタビューを行い、実際のレビューに参加した経験が紹
編集者の西川直子氏、東海大学の加藤仁美教授から、日本版
介された。続いて CABE を学術的に研究している北海道大学の
CABE に繋がる萌芽事例が紹介された。長島氏からは平成 20
坂井文准教授から、CABE 設立の背景として都市計画法に美し
年に JIA において美しい建築推進特別委員会委員長として「美
い街・建築をつくることが盛り込まれたことによって、このよ
しい建築に対する行政の誘導」報告書をまとめたことを紹介し、
CABE は、計画許可制度をベースにする英国であるが故に生
は、認定まちづくり協議会が地区計画をつくることの道筋を設
うな組織が必要となったことが説明された。CABE の特徴であ
そこで日本版 CABE 設置を提案していることを説明された。そ
まれてきたという議論がある。美しさという定性的な判断が計
け、地域の声が街づくりに反映されるよう整備されてきた。つ
るデザイン審査とエヌエイブル・サービス(アドバイス)につ
して、氏が関わった逗子での取組として公共建築において JIA
画許可制度にあるが、日本における建築確認制度では、高さや
まり良好な景観づくりにおいて景観法、地域特性を反映するも
いて、公共建築における計画許可申請においてレビューが義務
がサポートをしてコンペが実現したことを紹介した。西川氏か
面積など数量的チェックという定量的判断においては、生まれ
のとして地区計画、住民の声を反映するためにまちづくり条例
付けられており、そのほとんどを CABE が実施していることが
らは、谷中での公共施設の建替えの設計案に対して、地域住民
る土壌が無いという理屈である。しかし坂井氏の説明にもある
という枠組みがそろったことになる。しかしながら、その実態
によるボトムアップ的運動により、設計者を支援するという立
ように、英国の産業革命において劣悪な都市環境が生まれたと
は多くの課題を抱えていた。景観法においては、景観審議会は
場で住民の意見を反映させる試みが紹介された。CABE のみな
いう反省があったが故に、美しい建築・街を創るという趣旨が
あるが、既に出来上がっている計画での審査であり修正範囲が
らず英国の開発行為においては、地域住民の声が重要視されて
都市計画法に反映され、その背景の中で CABE が生まれるとい
限られていること、事前調整はあるが担当者は専門家でないこ
おり、ハディドやリベスキンによるコンペ案が地域住民の反対
う経緯があった。日本にも高度成長社会における都市景観悪化
と、景観審議会の決定に権限がないことなどの問題である。街
により実現しない事例は数多くあるが、状況は異なるとはいえ、
の歴史がある。この状況を改善する法律の1つとして生まれ
づくりにおいては、そこに関わる専門家はボランティア的であ
住民参加、専門家や検討委員会の必要性があることが指摘され
たものが平成 16 年の景観法であり、都市・農山村等における
り、しっかりとした役割を担うことが難しい現状である。
た。続いて東海大学の加藤教授から、2000 年に代官山アドレ
良好な景観の形成促進、という定性的評価を含む画期的法律で
スの開発に対して、代官山地域の良好な生活環境を守るという
あった。つまり、状況や時代が異なるとはいえ英国と日本との
■ CABE の 役 割 は 大 き く 3 つ あ る。 ① 審 査( デ ザ イ ン レ
主旨で、代官山ステキな街づくり協議会がつくられ、そこでの
共通点と言えよう。また、全国一律の建築基準法では地域特性
ビュー)
:計画側が計画内容をレビューパネラー(専門家)に
活動が具体的に紹介された。当初、消極的だった渋谷区も、こ
が反映されない状況の中、それを補完すべく、条例、地区計画、
説明し、アドバイスを受ける。計画の質を高めるのが目的で
の活動によって態度が変わり、2005 年に渋谷区まちづくり条
建築協定などの充実が図られてきた。まちづくり条例において
ある。公共建築・一定規模以上の民間建築にはレビューが義務
芦原会長が提示した日本版 CABE 図
16
Bulletin 2013 年 3 月号
日本版 CABE を考える
CABE から何を学び、
日本の建築・まちづくりに活かすのか
(日本版 CABE を考えるシンポジウムから)
日本版 CABE
推進タスクフォース
連 健夫
Bulletin 2013 年 3 月号
17
FORUM
JIA 横浜大会
例が公布された。協議会は6つの項目からなるわがまちルー
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
社団法人日本建築家協会関東甲信越支部
2013 年度役員選挙結果及び
補欠選挙について
付けられている。②実現支援(エヌエイブル)
:地方自治体の
計画策定、公共建築のコンペのアドバイスをする。③教育と広
選挙管理委員会 委員長 香川昌美
WEB での広報活動である。
デザインレビューにオブザーバー参加したことがある。その
雰囲気は審査という堅苦しいものではなく、大学の講評会のよ
うな雰囲気で、計画側がその計画内容の質を上げるべく、ア
ドバイスを得る場であった。60 分の持ち時間で、計画側が 15
分のプレゼ、パネラーのアドバイスが 45 分行われた。この建
築のコンセプトを活かすために、この部分のデザインをもっと
英国 CABE でのデザインレビュー、
建築の質をあげることが目的
強調したほうが良いのではないか等、アドバイスは定性的なも
織(学会のまちづくり支援建築会議、住い・まちづくり担
のを含む創造的なものであった。この話を行政の方にした時に
い手支援機構、ドコモモ等)の活動を理解すると共に連携
を図る。
ドバイスをする場であり、どの業界にも言える質を高める行為
④ 自治体へのコンペ支援:公共建築において設計入札ではな
ですね」という話をされた。このような場を日本の建築システ
く、コンペを誘導する。自治体が手間と責任を軽減できる
ムの中に組み込むことができれば、質の高い街・建築をつくる
ようなパッケージを提案すべく、自治体へのヒアリングを
ことができるのではないか。その場として考えられるのは、景
実施する。
観審議会、まちづくり協議会、あるいは、CABE のような機関
⑤景観法における3つの強化(計画段階での審査、事前調整
であろう。長島氏が指摘するように確認申請の前に計画許可申
段階での専門家派遣、審議会の権限強化)について具体的
請としてデザインレビューを位置づける方法もあろう。実現支
アクションを検討する。
援(エヌエイブル)の最も重要な点は、公共建築のコンペのア
⑥日本版 CABE 推進への広報:まずは JIA の機関誌を通して、
ドバイスと考える。参加者条件が厳しく、能力のある若手建築
会員への理解を図るべく、メンバーや専門家からの寄稿、
家がはじかれないような枠組をつくることや審査の公平性など
連載を実施する。 をアドバイスすることにより、質の高い街・建築が生まれるの
といったことが考えられる。
である。自治体のコンペを、対価を得てまるごと扱う体制も考
日本版 CABE 推進に理解のある専門家に推進タスクフォースに
えられよう。
加わっていただき、具体的アクションに繋げると共に、それ
2013 年度役員選挙に関し、1 月 21 日に第1回告示を行い、2 月 14 日の
締切までに、各立候補の届出があり、2 月 21 日開催の選挙管理委員会に
おいて、立候補届出書に基づき立候補に関する資格審査を行いました結果、
役員選出規定及び選挙細則による立候補者並びに推薦者としての資格を充
足し、適格であることを確認するとともに、改選地域のうち、神奈川、千
葉、栃木、群馬、長野、中野、三多摩、新宿、城東、文京、渋谷、目黒の
12 地域と自由枠 3 名については、改選定員一杯の立候補でありましたので、
無投票当選として確定いたしました。なお、改選地域の山梨につきましては、
期日までに立候補が無かったため、補欠選挙として役員選出規定第 3 条 4
項及び役員選挙細則第 5 項、第 9 項により、補欠選挙(定数 1 名)を行な
うこととなりましたので、告示いたします。
また監査立候補者につきましては、資格審査の上、適格であることを確認
いたしましたので、「立候補者名簿」に登載し、役員選出規定第 2 条 5 項
により支部総会において選任することとなります。
FORUM
【補欠選挙告示】
定員に満たなかった改選地域、山梨につきましては、役員選出規定及び役
員選挙細則により補欠選挙を実施いたします。
1. 補欠選挙人数:改選地域・山梨 1 名
2. 選挙権と被選挙権及び任期
1)選挙権:選挙権を有する会員とは、選挙告示日の 1 ヶ月前(2013 年 1
月 28 日以前)に正会員として資格を有する者。
被選挙権:被選挙権を有する会員とは、選挙告示日の 1 ヶ年前(2012 年 2 月 28 日以前)に正会員を有する者。
2)役員の任期については、支部規定により以下の通り規定されております。
第 7 条 役員の任期は 2 年とし、4 月 1 日から始まり翌々年 3 月 31 日
に 終わる。
但し、社団法人日本建築家協会役員選挙基準及び細則により選出され
た支部長、副支部長の重任は妨げない。
2. 第 1 項の支部長、副支部長以外の役員にあっては、役員会の議決によ
り重任を認めることがある。
3. 立候補:幹事の立候補には次の 2 通りの方式があります。
(1)自ら立候補(2)正会員 3 名以上の推薦を受けて立候補
4. 立候補届出の期限:立候補届出については、所定の届出用紙により持参
又は郵送により選挙管理委員会宛に 2013 年 3 月 21 日(木)<必着>
までに提出願います。
5. 立候補届出用紙は、支部事務局に用意してありますので、ご来訪いただ
くかお電話(TEL:03-3408-8291)いただければ送付いたします。
を支える仕組みを JIA として作る段階になったと思われる。思
■日本版 CABE 推進のアクション
えば 2003 年、延藤安弘氏や倉田直道氏と共に当時のジョン・
このシンポジウムのために、日本版 CABE 推進タスクフォース
ローズ CABE 会長の日本講演を企画したことがある。先方の事
のメンバーは議論を重ねてきた。この内容も踏まえ、推進する
情で実現しなかったが、その後、様々な専門家が CABE の有効
上でのポイントをあげる。
性を紹介し、研究も進んでいる。復興まちづくりと共に日本版
①萌芽事例の収集:今回のシンポジウムで 3 つの萌芽事例が
CABE 実現に向けて具体的アクションの時期に来ている。
寺川 典秀
(てらかわ のりひで/ 1956 年 11 月 27 日生)
● 推薦者:
星野 治 安達文宏 櫻井 修
● 略歴:
1979 年 多摩美術大学 美術学部 建築科 卒業
1979 年〜 1987 年 ( 株 )NUK 建築計画事務所 勤務
1987 年〜 1988 年 国立ミラノ工科大学建築科 単科留学
1987 年〜 1988 年 マリオ・ベリーニ事務所 勤務
1988 年〜現在 ( 株 ) 意匠院設立 現在に至る
● 所信:今、大きなグローバリゼーションの波の中、我々は災害復興継続支
援・資格制度・新法人化等々、社会が求める建築家の集まりとしての真価を
問われております。千葉地域会が掲げる『連携』を本会員一人一人との緊密
なる繋がりをもって、従来の枠を超えた本会の進化に向け、微力ながら、そ
の一翼を担いたいと存じます。
● 推薦:寺川さんは建築家として質の高いデザイン性の高い作品を残してい
るとともに、多くの社会活動を行っており様々な成果を上げています。
その経験から得られた広い視野、見識は今回の再任により、支部活動に大き
く貢献することが期待されます。 ( 櫻井 修 )
■ 栃木地域会
阿久津 新平
(あくつ しんぺい/ 1946 年 1 月 10 日生)
● 推薦者:
慶野正司 武井貴志 土屋 博 佐藤公紀
● 略歴:
1968 年 東北大学 工学部 建築学科 卒業
1968 年〜 1973 年 日立木材地所 ( 株 )
1973 年〜 1977 年 ( 株 ) 蔵王建築設計事務所
1977 年〜 ( 有 ) 睦和建築設計事務所
● 所信:今日の社会は東日本大震災からの復興や、超高齢化社会・人口減少
社会の抱える問題など悩ましい問題が山積しています。日本建築家協会は法
人格の変更し、より一層社会に貢献する専門家集団として活動を展開しよう
としています。私は地域会と支部との連絡をしっかりととり、我々栃木地域
会の会員がコミュニティ・アーキテクトとして公益活動に関われるように努
力します。
● 推薦:阿久津氏は、本会入会以来栃木地域会の中心人物として、当地域会
の活動に積極的に係わり続けています。日頃の建築設計業務に於いても、福
祉建築のオーソリティーとして、地域社会からの多くの信頼を得ています。
真摯に建築に取り組むその姿勢により、他会員の道標とも言える存在であり
ます。以上の理由により幹事として推薦致します。
( 武井貴志 )
■ 群馬地域会
水上 勝之
■幹事当選者
(みずかみ かつゆき/ 1944 年 11 月 8 日生)
■ 神奈川地域会
● 推薦者:
長井淳一 曾田 彰 上原和彦
高橋 隆博
(たかはし たかひろ/ 1964 年 6 月 8 日生)
● 推薦者:
青木恵美子 中山和俊 三原栄一
● 略歴:
高崎市生まれ
1967 年 明治大学 工学部 建築学科 卒業
1967 年 佐藤武雄建築設計事務所 勤務
1968 年 大村六郎建築事務所 勤務
1972 年 水上勝之建築研究室 設立
2008 年 群馬音楽センターを愛する会 設立 代表
● 所信:群馬県出身ということもあり、現在群馬県での仕事を中心に活動し
提案に示された災害復興まちづくりの中で、専門家のリス
● 略歴:
1989 年 日本大学 理工学部 建築学科 卒業 (1988 年 休学にて渡米 )
1989 年 ( 株 ) 一色建築設計事務所
1995 年 アトリエ秀 開設
2006 年 法人成 ( 同、代表取締役 )
2008 年 JIA 入会 ( 本部広報委員会、支部広報委員会、住宅部会、
2012 年大会実行委員 )
● 所信:公益法人として、より JIA が発展するように、その中核ともいえる
ト整備、派遣、ファンドなど、既存組織との連携を含めた
関東甲信越支部の活性化、会員相互の理解、社会への認知と地位向上に寄与
建築家の仕事・役割を地域の方々にアピールすることを目標としています。
するべく、微力ながらお手伝いさせていただく所存であります。
地方の声を支部に伝えていくことが大切と考え幹事に立候補致します。
● 推薦:高橋さんは、本部支部の広報として活躍される一方、3 年前より
● 推薦:水上さんは現在群馬地域会代表幹事を務められ、地域に於ける建築
JIA 神奈川の幹事としてご活躍されています。昨年の JIA 建築家大会 2012 横
家の活動を広く市民に伝える為にアイデアと実行力を持って幅広く活動され
浜では運営副部長として大変なご尽力で、大会を成功に導いたのも彼の力に
ています。「群馬音楽センターを愛する会」呼びかけ人でもあり、保存問題委
よる所、大でございます。来年度は JIA 神奈川の幹事長として支部役員に推
員等、保存活動にも積極的に取り組まれています。支部幹事として、JIA、支部、
薦申し上げます。 ( 青木恵美子 )
地域会の為に必要かつ適任な人物であり、ここに推薦致します。
報告されたが、
これ以外にも多くの事例がある。それを収集、
分析し、何がポイントなのかを明確にする。
② 復興まちづくり協議会を支援する組織づくり:芦原会長の
建築・まちづくり機構を具体的に検討する。
③ 関連組織との連携:CABE 的役割、性格を持っている既存組
18
■ 千葉地域会
ー第2回告示:2013 年 2 月 28 日
報:建物と建築や街づくりについての教育、出版、研究活動、
「デザインレビューは言わば、第三者の同業者がチェック、ア
選挙公報
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
FORUM
コラム
Bulletin 2013 年 3 月号
〈(有)連健夫建築研究室〉
ています。群馬地域会での活動を通して、地方での JIA を知ってもらおうを
テーマに昨年から代表幹事として連続企画「二人の外国人建築家/タウト&
レーモンド in 群馬」と題して 4 回のシンポジウムを開催します。その中から
(曾田 彰)
Bulletin 2013 年 3 月号
19
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
■ 長野地域会
■新宿地域会
山口 康憲
■ 渋谷地域会
菊地 守
(やまぐち やすのり/ 1955 年 1 月 7 日生)
京大会準備委員会の委員を務めました。現在建築家資格制度委員会に所属し
● 略歴:
1974 年 早稲田大学 理工学部 建築学科 卒業
1976 年 早稲田大学大学院 理工学研究科 修了
1976 年 相田武文設計研究所 入社
1983 年 フォルム設計事務所 入社
1985 年 MIDI 綜合設計研究所 入社
1990 年 アーキタイプ建築設計事務所 設立 現在に至る
ています。この度地域会からの推薦で立候補させていただくことになりまし
● 所信:新宿地域会の活動と同時に耐震総合安全機構に属して、建築の耐震
た。微力ではありますが地域会の意見を集約し、地方と支部の橋渡し役とし
診断・補強に携わっています。この仕事に関わって、しばらくした所で、東
て支部の発展に尽力したいと思います。
北の震災が起き、建築を取り巻く環境も激変しました。この防災意識の高ま
● 推薦:山口さんは長野県クラブの副代表をやって頂き、会全体の把握と活
りの中で建築設計という職域が、どの程度役立つことができるのか、実践し
性化の為に尽力し、バランスを取ってまとめ役として最適の人物です。また
ているところです。このような体験が、微力ではありますが、支部活動の一
支部とのパイプ役としてタイムリーな情報分析をして下さり、適切な対応を
助になればと思っています。
して頂いております。また仕事においても木造を中心に現代的でシャープな
● 推薦:菊地守さんは前 JIA 新宿地域会会長として組織をまとめ地域会活動
作品を設計されて注目されております。必ずや支部の役に立てると確信して
に力を注がれました。防災関連の行動も広く実践されています。支部幹事と
ここに推薦します。
して適任の人材として JIA 新宿地域会から推薦します。 (大野二郎)
(川上恵一)
■ 中野地域会
山﨑 隆造
● 略歴:
1971 年 3 月 日本女子大学 住居学科 卒業
1971 年 4 月 大成建設株式会社本社設計部
1975 年 9 月 瑞木工房設立
1989 年 4 月 (有)左知子建築設計室に改組織
1995 年 4 月〜 山脇美術学院 ID 科講師
部の活動を通じて、少しでも社会に貢献できるよう努めてまいりたいと思っ
ことを願っております。これまでの 2 年間の立場の中で漸く見えて来た組織
ております。
● 推薦:山﨑隆造さんは、中野地域会では中心的な人物で活躍されておりま
す。今後の中野地域会の発展に欠かせません。ここに山﨑隆造さんを幹事に
(近藤弘文)
● 所信:公益法人へ移行し、新たな JIA 体制に微力ながら役に立てていける
図を念頭におきながら、進むべき道、選ぶべき進路を見つけて行ければと思
います。
● 推薦:この 2 年間城東地域会推薦の幹事として、支部役員会との橋渡し役
を労を惜しまず続けて頂いた事に大変感謝しています。保存問題委員として
も左さんは、地域にあっても市民社会への働きかけを実践しつつ建物保存や
■ 三多摩地域会
景観育成に高い関心を持ち取り組み当城東地域会の活動の柱でした。在住会
近藤 剛啓
員として地域との関わりを大切にしている姿勢は、JIA 公益法人元年に相応
しい役員としてここに推薦いたします。 (伊藤政宏)
(こんどう よしひろ/ 1960 年 6 月 1 日生)
FORUM
● 推薦者:
富松太基 大野二郎 小坂 幹
■ 文京地域会
● 略歴:
として立候補させていただきます。支部と地域会の連携を図る役目を果たし
たいと思います。
● 推薦:経験を生かして、JIA の活動を支えていただける方です。また三多
摩地域会の中でも中心的に活動に参加されています。ぜひ次期もお願いした
河野 有悟
(富松太基)
● 略歴:
1995 年 武蔵野美術大学 建築学科 卒業
1995 年〜 早川邦彦建築研究室
1998 年〜 武蔵野美術大学建築学科 助手
2002 年〜 河野有悟建築計画室 設立
現 武蔵野美術大学、東京電機大学 非常勤講師
● 所信:JIA の理念に即して真摯に役職に向きあって参りたく存じます。また、
● 推薦:河野有悟氏は、優れた作品を設計され続けている建築家であり、文
京地域会においても、文京絵はがき大賞や、文京ブルーマップ、グリーンマッ
プ等の地域文化活動を中心的に支えている方です。また建築士会文京支部と
の交流にも力を発揮していただいております。以上の理由により幹事候補者
として、強く推薦させて頂きます。 (堀越英嗣)
Bulletin 2013 年 3 月号
動に参加してきました。その中で多くの交流の機会を得て、学ぶところもた
くさんありました。私は支部の中でのそうした交流をより拡げることを、そ
れも楽しく拡げることを自分の役割であると捉えて取り組んで行きたいと考
えています。
● 推薦:JIA はラージファームとアトリエの建築家がそれぞれの立場を理解・
共有することが大切だと考えます。建築文化の継承が大きな課題となってい
る今日、JIA 保存問題委員会に所属、活動して来てその問題を把握している
野中さんの存在は大切です。LF とアトリエそして地域会の枠を越えて、関東
甲信越支部をリードしていただける野中茂さんを、強く支部幹事に推薦いた
します。 (伊平則夫)
■ 自由枠
藤沼 傑
(たなはし ひろお/ 1939 年 10 月 1 日生)
(ふじぬま まさる/ 1962 年 7 月 17 日生)
● 推薦者:
松原忠策 伊藤 正 木村丈夫 泉 貞夫
● 略歴:
1963 年 3 月 日本大学 理工学部 経営工学科建築専攻 卒業
1963 年 4 月 -1965 年 6 月 大江修設計事務所 勤務
1965 年 10 月 -1966 年 6 月 ダニエル・マン・ジョンソンアンド
メンデンホール設計事務所 勤務
1966 年 8 月 -1968 年 9 月 レオ・ウウラス設計事務所(スウェーデン)勤務
1969 年 10 月 (株)エーディーネットワークシステム設立
代表取締役、今日に至る。
1969 年 -1979 年
日本大学生産工学部建築工学科 講師
1990 年 -1996 年
日本大学理工学部 建築工学科 講師
● 所信:2008 年の JIA 目黒地域会設立に参加、2 期 4 年地域会事務局長と
して活動基盤の確立に努めてまいりました。又、昨年 4 月より同地域会代表
に就任、地域会活動の活性化を図る一方、目黒区の建築他団体との交流、連
携に取り組んでおります。本年 4 月より公益社団法人に移行する JIA の地域
会の役割はますます重要と思われます。微力ながら地域会メンバーの声を支
部に繋ぐ役割に努力したいと思います。
● 推薦:目黒地域会 2013 年度第八回定例会(2013 年 1 月 31 日開催)に
於いて、2013 年度関東甲信越支部幹事改選候補として当地域会所属の棚橋
廣夫氏を選出致しましたので推薦いたします。 (木村丈夫)
● 推薦者:
上浪 寛 赤羽吉人 青木恵美子
● 略歴:
1985 年 東京大学 工学部 建築学科 卒業、(株)山下設計 入社
2005 年 JIA 入会、中央地域会事務局長(2009-2011 年)
IPD-WG 主査(2010-2012 年)
、JIA 横浜大会実行委員(2012 年)
● 所信:2 年間支部幹事を務めました。その間、建築家としての社会的役割
について、多くの先輩方から学びました。引き続き幹事を務めるよう上浪支
部長からお言葉を頂きました。建築家個人や建築単体では解決できない諸問
題について、社会が少しでも豊かになるよう、微力ながらさらなる努力をし
ますので、よろしくお願いします。
● 推薦:藤沼さんは、現在支部役員会の幹事長を務められています。JIA 本
部では国際委員会委員、BIM ワーキング主査を務められ、JIA へ多大な功績
をあげて頂いております。これからの JIA を中心となって支えて頂く大切な
人材と思い、支部幹事に推薦致します。 (上浪 寛)
■監査候補者
金子 修司
(かねこ しゅうじ/ 1943 年 8 月 8 日生)
■ 自由枠
鈴木 利美
(すずき りみ/ 1965 年 8 月 19 日生)
● 推薦者:
栗生 明 野生司義光 堀越英嗣
さらなる可能性に対しても寄与できるよう、心がけたいと思います。
20
棚橋 廣夫
(こうの ゆうご/ 1969 年 9 月 22 日生)
1986 年 東京理科大学大学院 工学研究科 修了
1986 年 株式会社日本設計 入社
1999 年 (社)日本建築家協会 入会
● 所信:三多摩地域会より 1 期 2 年幹事を務めました。さらに 1 期、幹事
いと思います。
1985 年 東京工業大学 建築学科 卒業
1987 年 東京工業大学大学院 理工学研究科 修了
1987 年 (株)久米建築事務所(現・久米設計)入社
現在に至る
● 所信:JIA では保存問題委員会、JIA-KIT アーカイヴス会議などの委員会活
● 推薦者:
伊藤政宏 岸 成行 小川成洋 上垣内伸一
● 略歴:
1974 年 3 月 東京大学大学院 修士課程(建築学専攻)修了
1974 年 4 月〜 2001 年 5 月 三菱地所
2001 年 6 月〜 2006 年 3 月 三菱地所設計
2006 年 4 月〜 2011 年 3 月 三菱地所ビルマネジメント
2013 年 1 月 山﨑隆造アトリエ設立
● 所信:2013 年度役員改選に伴い重任立候補します。中野地域会並びに支
推薦致します。
● 略歴:
1984 年 日本大学 理工学部 建築学科 卒業
1984 年 -1993 年 芦原建築設計研究所 勤務
1993 年 -1995 年 Pratt Institute N.Y. 留学 建築学修士 M.Arch 取得
1994 年 -1995 年 Steven Holl Architects N.Y. 勤務
1995 年 -1997 年 芦原太郎建築事務所 勤務
2001 年 高階澄人建築事務所 設立 ● 所信:UIA 大会開催の前年、2010 年からの本部、支部、地域会での活
動を通じてようやく JIA の全体像を課題を含めて捉えることができるように
なってきました。一方実務者としては、地域との密着と主にアジアに向けて
のグローバル化が目前の課題であると感じていますが、それらは当然ながら
JIA の課題とも広く共通しています。建築家としての課題を共有しつつ、微
力ながら支部活動に貢献したいと思います。
● 推薦:高階さんは JIA 渋谷地域会の幹事として、地域に密着した活動の中
心的役割りを担っておられます。既に支部常任幹事として JIA 活動の中枢に
おられ、又、豊かな外国での御経験をベースに UIA 大会での活躍も記憶に新
しい、JIA 国際派の期待すべき建築家であります。私は JIA 渋谷代表として強
く氏を幹事に推薦します。 (南條洋雄)
(ひだり ともこ/ 1948 年 7 月 10 日生)
● 推薦者:
安達治雄 近藤弘文 小池正人
● 推薦者:
伊平則夫 兼松紘一郎 大澤秀雄
● 略歴:
左 知子
(やまさき りゅうぞう/ 1948 年 8 月 19 日生)
(のなか しげる/ 1962 年 10 月 31 日生)
● 推薦者:
南條洋雄 上浪 寛 赤羽吉人
■ 目黒地域会
■城東地域会
野中 茂
(たかしな すみと/ 1961 年 5 月 16 日生)
● 推薦者:
大野二郎 相田武文 小倉 浩 大出守利
● 略歴:
1979 年 東京理科大学 理工学部 建築学科 卒業
1979 年 北野建設株式会社
1992 年 株式会社アーバー建築事務所 設立
現在に至る
● 所信:支部活動では今まで図面ライブラリー実行委員会、2011 年 UIA 東
■ 自由枠
高階 澄人
(きくち まもる/ 1951 年 1 月 27 日生)
● 推薦者:
赤羽吉人 川上恵一 西澤廣智
選挙公報
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
FORUM
選挙公報
● 推薦者:
郡山貞子 左 知子 青木恵美子 中澤克秀
● 略歴:
岐阜県生まれ
早稲田大学 理工学部 建築学科 卒業
米国 SCI-ARC(Southern California Institute of
Architecture) 修士課程在学
1990 年 -1992 年 (株)梓設計 勤務
北川原温建築都市研究所 勤務
1992 年 -1994 年
ダンス建築研究所 設立
1995 年
● 所信:パラダイムシフトが求められる時代、日本建築家協会も公益社団法
人へ移行、新たな会員制度の創設など大きく変わろうとしています。
より豊かな社会であるために、建築家の職能が認められ、発揮できる場を設
けていくことが重要であると考えます。そのために、日本建築家協会だから
こそできること、そしてすべきことがあり、微力ながら貢献して参りたいと
の所存です。
● 推薦:鈴木利美さんを支部幹事に推薦いたします。長年にわたる支部及び
本部での活動、貢献は既に広く会員に知られています。時代に即した建築家
協会のあり方はもとより建築家の職能、社会的使命に対する見識を高くもち
合わせています。会員及び外部への情報発信、コミュニケーションの重要性
を認識され積極的に広報活動を実践されています。幅広い年齢層の会員に支
持され共に活動されている鈴木利美さんは適任と考えます。 (郡山貞子)
1965 年
1988 年
1988 年 -1990 年
● 略歴:
1968 年 日本大学 理工学部 建築学科 卒業
1968 年 坂倉準三建築研究所 入所
1970 年 同所退所、(株)金子設計 入所
1989 年 代表取締役就任
元 JIA 神奈川代表(現 相談役)、
現 神奈川県建築士会理事、県建築士審査会会長、
横浜市建築審査会委員、横浜市都市美対策審議会委員、
横浜市建築設計協同組合理事長
● 所信:東日本大震災を乗り越え、意義深かった UIA 大会の成功や横浜大会
の活力あふれる様に JIA 活動のあらたなスタートを感じました。公益法人と
しての JIA をもう一度見守りたいと考えています。ベテランの松原さんと共
にお役に立てる事を願っております。地域会から JIA を変えるとのかつての
スローガンも東京地域会の活発な活動に充実ぶりが感じられます。
● 推薦:金子さんは支部役員を 1 期、JIA 神奈川代表を 2 期務められ、現在
は神奈川建築士会理事並びに神奈川県行政の委員会委員など幅広く建築界の
ために寄与されています。今年 4 月に新しい公益社団法人に移行する JIA に
とって、建築団体や行政を横断して俯瞰できる貴重な人材であると考えます。
新法人法下の支部監査として責任と知見を発揮して頂ける人材として、金子
さんを次期支部監査に推薦致します。 (上浪 寛)
Bulletin 2013 年 3 月号
21
映画紹介
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
「図書館への旅」
東京家族
この映画は、1953 年に公開された「東京物語」監督・小
される。長男幸一、文子夫妻は西村雅彦、夏川結衣、長女
津安二郎の作品をお手本につくられた 山田洋次監督 50
滋子に中島朋子、その夫庫造に林家正蔵、次男の昌次に若
周年記念作品です。因みに「東京物語」は 2012 年 8 月に
こんな本を読みました
第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
手俳優の代表妻夫木聡、その恋人紀子に蒼井優、他に小林
年中無休の好奇心が原動力の読者諸氏の中には、休日の楽しみを図書
もうひとつはアムステルダム中央駅近くのアムステルダム公共図書館
狩猟とされる方も多いのではないでしょうか。そんな皆様に魅力的な
(設計:Jo Coenen)。規模としても欧州最大級らしいですが、カルチャー
図書館を御紹介致します。
センターとして質もデザインも充実しています。
ひとつはシンガポール郊外のビシャンにあるコミュニティ図書館(設
周辺の景観との調和にも配慮されていますが、特筆すべきはゆとりの
計:LOOK Architects)。書架から本が引き出された姿がファサードデザ
ある高い天井、光に溢れる明るい空間、洗練された雰囲気です。
インのコンセプトになっています。
書架の配置やブラウジングコーナーにも種々の工夫があり、利用者は
引き出された本の部分は子供たちが座り込むのに程良いサイズになっ
様々なスタイルで読書をリラックスして楽しめるようになっています。
最上階のレストランからはアムステルダム市内を一望でき、メニュー
発表された世界の映画監督 358 名が投票で決める最も優れ
稔侍、風吹ジュンらのベテランが支えます。音楽は山田組
た映画第 1 位に選ばれました。又「東京家族」は 2011 年
初参加の久石譲氏。優しく抒情的な旋律で家族の物語を紡
ており、座り込んで勉強や読書に勤しんでいる姿が微笑ましい。
4 月にクランクインの予定が東日本大震災や福島原発メル
いでいます。慈しむように寄り添うように丁寧に映しださ
ガーデンシティとも呼ばれるこの常夏の国では日射対策を主とする対
も豊富で味も絶品です。
トダウンという歴史的事件に遭遇し、新脚本により 2012
れるどこにでもある家族の風景、切なく希望に満ちたエン
応は必須であり、この図書館でも方位毎の日射コントロールが匠に行わ
アムステルダムに行く際に
れています。開放的で光に彩られた内部は動き回るだけで楽しく、街
は是非立ち寄ることをお勧
の人々の知的な憩いの場として賑わいを見せています。
め致します。
年 5 月に改めてクランクインした作品です。瀬戸内海の小
ディングの後には「家族に会いたい」という想いがこみあ
島に暮らす平山周吉 ( 橋爪功 )、とみ子 ( 吉行和子 ) 夫妻が
げてきます。蒼井優は、みんな共通してホッと出来る “日
子供たちに会うため東京にやって来たところから物語は始
本の実家” のような作品と語っています。素晴らしい映画
まります。東京で再会した家族の触れあいとすれ違い、こ
です。どうぞ皆様劇場へおはこび下さい。
れはあなたの物語です。日本映画を向上させてきた実力派
最寄りに大きな書店か図書
館があることを居住地選定
の条件にしている筆者とし
ては、このような図書館が
東京家族のプログラムより
日本に出来れば近所に引っ
〈立石博巳/ヒガノ〉
キャストが心をこめて演じる家族の風景がしみじみと展開
越すのですが、ねぇ。
〈萩尾昌則/三菱地所設計〉
支部ダイジェスト
● JIA建築セミナー公開講座
「槇文彦先生 一建築家の経験から/ご質問に応えて」
日 時:2013 年 3 月 2 日(土)14:00 ~ 15:30
会 場:建築家会館 1 階ホール(東京都渋谷区神宮前 2-3-16)
参加対象:どなたでも参加可能
講 師:槇文彦氏
参加費:1000 円
定 員:100 名(先着)
申込・問合せ先:JIA 関東甲信越支部 (tel:03-3408-8291,
FAX:03-3408-8294,email:[email protected])
● A. アールトとG . アスブルトンを訪ねる 北欧近代建築の旅
B A C K YA R D
旅行期間:2013 年 6 月 29 日 ( 土 ) ~ 7 月 6 日 ( 土 )
旅行代金:¥398, 000訪 問 地 :ヘルシンキ、ストックホルム、トゥルク
訪 問 先 :マイレア邸、アトリエ・アールト、アールト自邸、パイ
ミオのサナトリウム、トゥルクの礼拝堂 ( ブリュグマン )、森の斎場、
夏の家、ストックホルム図書館(アスプルンド)、ストックホルム
市庁舎(エストベリ)、その他多数
ナビゲーター:吉村行雄(建築写真家 )
問 合 せ: 株 式 会 社 ト ラ ベ ル プ ラ ン 酒 井 春 生(tel:03-35615050,fax:03-3561-5051,e-mail:[email protected])
● JIA 建築家と考える住まいづくり 12 年度 第 12 回『プランニングで決まるインテリア空間』
日 時:2013 年 3 月 9 日(土)11:00 ~ 12:30
会 場:リビングデザインセンター OZONE 8 階セミナールーム
参加対象者:一般・学生及び会員(賛助会員含む)
講 師:落合雄二(U 設計室),高安重一(アーキテクチャー・ラボ),
コーディネーター:大川 直治(大川建築都市設計研究所)
参加費:無料
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Bulletin 2013 年 3 月号
定 員:60 名(定員になり次第締切)
申込・問合せ先:リビングデザインセンター OZONE
(fax:03-5322-6635,email:[email protected],
OZONE ホームページに申込みフォームあり。
■ 春といえば新年度で子供の学年が変わり、今年は中学生になります。
■ 春といえば、イチゴです。今ではいつでも食べられるますが、子供
6年間で大きく成長しましたが、私は何も変わって無いような・・・。
の頃は、私のお誕生会が、お初でした。今と違って、かなりすっぱい
そのスピードに負けないよう走っていきたいと思います。
[ 市村 ]
[ 杉本 ]
イチゴでした。
● 第 13 回ヴィネチア・ビエンナーレ国際建築展 ■ 震災から 2 年経ちます。微力ながらまちづくり+復興に継続的に関
■ 桜は出会いと別れの春に似合う花だと思います。今年もきれいな桜
日本館帰国展「ここに、建築は、可能か」
わらせていただいている茨城県でもまだ再生には程遠い。また気持ち
がみられることを楽しみにしている今日この頃です。
日 時:2013 年 1 月 18 日(金)~ 3 月 23 日(土)
11:00 ~ 18:00(金曜日は 19:00 まで)
( シンポジウム:3 月 11 日(月)18:30 ~ 21:00)
場 所:TOTO ギャラリー・間
[ 杉山 ]
[ 植木 ]
■ 東日本大震災より2年が経過した春。次世代のために何ができ何を
■ 暖かい季節の始まりは、新年度の始まりでもあって、お正月とはま
するべきなのか、問題意識を持続させたい。世界中の未来に「春よ来
た違った意味で身が引き締まる思いです。今年も頑張ります。 [ 大川 ]
い!」
を新たに粘り強く取り組んでいきたい。
[ 萩尾 ]
■ 旅行はいつも低価格。だからこの寒い時期にしか伊太利亜などいっ
細は関東甲信越支部の
委員会・地域会・部会からのお知らせ: 詳
HP をご覧下さい
たことがない。この時期、羅馬あたりの市場ではプンタレッレが並ぶ。
● 第 71 回アーバントリップ「復原・保存活用に見る近代、現代建築の手法」
アンチョビとオリーブオイルで和えて食べるが苦い。彼らはそれで春
~積極的な解決方法を取り入れた JR 東京駅と国立国会図書館に観る~
が来たと思うらしい。蕗の薹なんかと同じだね
[ 倉島 ]
日 時:2013 年 3 月 7 日(木)
12:00 集合~ 18:30 頃解散予定
会 場:
1)JR 東京駅(解説者:(株)JR 東日本設計事務所
東京プロジェクト部 丸の内プロジェクト室室長 田原幸夫氏
2)国立国会図書館(解説者:(株)前川建築設計事務所
相談役 中田準一氏
編集
関東甲信越支部 広報委員会
委員長
参加対象者:会員(賛助会員含む)および一般(学生含む)
参加費:無料
定 員:20 名(先着順)
申込先・問合せ:JIA 関東甲信越支部 アーバントリップ事務局
(担当:菊地,tel:03-3408-8291,fax:03-3408-8294,
E-mail:[email protected])
発行人
:菊地 良一
発行所
:社団法人日本建築家協会 関東甲信越支部
:河村 大助
〒 150-0001 東京都渋谷区神宮前 2-3-18 JIA 館
副委員長 :市村 宏文・高安 重一
委員
:植木 健一・大川 宗治・岡本 寛・加藤 誠洋・倉島 和弥
Tel: 03-3408-8291( 代 ) Fax: 03-3408-8294
印刷
:株式会社 協進印刷
小島 広行・杉本 由美子・杉山 英知・高橋 隆博・萩尾昌則
集合場所:旭硝子(株)AGC studio セミナールーム
中央区京橋 2-5-18 京橋創生館 1.2 階/ 03-5524-5511
:社団法人 日本建築家協会
B A C K YA R D
N E W S : 詳細は JIA 本部、関東甲信越支部 HP をご覧下さ い
編集後記
「 春といえば」
土居 志朗・中村 晃・中屋敷 公一・八田 雅章・山本 成一郎
河合 敏一・白橋 忠博・立石 博巳・中村 隆則・西尾 信二・本田 孝一郎
編集長
:市村 宏文
■ JIA 関東甲信越支部関連サイト一覧
・( 社 ) 日本建築家協会 (JIA) http://www.jia.or.jp/
副編集長 :土居 志朗
・建築家 online ( 一般向け )
編集委員 :大川 宗治・河村 大助・倉島 和弥・杉山 英知
・JIA 関東甲信越支部 ( 会員向け ) http://www.jia-kanto.org/members/
田中 宣彰・八田 雅章・河合 敏一・立石 博巳・西尾 信二
表紙 / 本文デザイン :( 株 ) スタジオネオ 伊波 サチヨ・守田 真紀子
http://www.jia-kanto.org/
© 社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 2012
■ 販売価格 300 円 ( 本体 286 円 + 消費税 14 円 ) /会員の購読料は会費に含まれています。
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第三種郵便物認可 Bulletin 2013 年 2 月15 日発行
Bulletin 241| 2013 年 3 月号
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Bulletin 2013 年 3 月号
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