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人間環境学部における英語教育を考える

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人間環境学部における英語教育を考える
【報
告】
人間環境学部における英語教育を考える
CALL & Moodle 利用の試み
青"
明、栄本和子、仲谷都、名倉秀人、モーリス・ワード
はじめに
2
0
0
2年に新設された人間環境学部では、様々な入試形態によって入学して来る学生の英
語能力差問題を解消するために、英語教育においては習熟度別クラス編成による授業の実
施を試み、また、英語活用能力養成を重視した特色ある科目を設置するなど、学生に学習
意欲を起こさせるように様々な工夫を試みて来た。しかし、講義中の集中力不足や学生全
般における基礎学力不足のため、提供する学習教材を学生がスムーズに受容し、消化して
いくということが困難な場面も多々あり、全ての観点から見て満足がいくものという訳で
はなかった。
その間、学習システムの面で、2
00
3年1
2月に CALL システムが導入され、2004年4月か
ら CALL 教室の利用が可能になった。そこで、CALL によって可能になる英語教育法を考
え、人間環境学部に適したより効率的な授業展開や高い学習効果を期待できるような英語
教育法の研究に取り組んだ。
CALL システムによる効果的な授業法を学ぶため、英語教員3名(青"、栄本、ワード)
が、立命館大学 KBC びわこ・くさつキャンパスに赴き立命館大学における CALL 授業を
参観し、同大学の野澤和典教授に CALL 授業展開についての助言をいただいた。立命館大
学では CALL システムと WebCT を併用した質の高い授業を展開していた。我々も、
Xoops1)、WebCT、Blackboard 等、CALL システムと併用可能な e-Learning ソフト・ウェ
アーの利用を考えた。しかし、これらは、PC 知識に疎い英語教員にとっては運営管理の面
で困難が予想され、またコストの面からいっても利用に踏み切るには無理があった。
しかし、
2
0
0
4年6月4日∼5日に茨城県、常盤大学で開催された JALTCALL 学会のワー
クショップで Moodle(Modular Object Oriented Dynamic Environment)という無料学習
管理ソフト・ウェアーに出会った。これは他のソフト・ウェアーと比較しても専門知識の
必要がなくシンプルで操作も簡単であるという情報を得、合資会社 e-ラーニングサービス
社から「Moodle お試しコース」の使用許可をいただき、同年10月より一部の英語教員が試
行し始めた。
この「Moodle お試しコース」利用授業に対する学生の反応は上々であったこ
ともあり、
2
0
0
5年4月より、学部の英語教員全員が Moodle を利用できるように人間環境学
部の Moodle サイトの開設に踏み切った。
Moodle 利用による英語学習に関してわれわれは先ず3つの目標を掲げた。1)学生の
英語学力不足を解消するため、英語の基礎学力養成を徹底させる。2)英語の「読む・書
く・聴く・話す」の4つのスキルの夫々に関連性を持たせた授業展開とコンテンツの作成
を目指す。3)異文化間のコミュニケーション能力向上に学生が意欲的に取り組めるよう
1リ
な授業展開と学習環境を整える。これらの目標を達成するため、Moodle 利用による、!
―3
1―
2 エッセイライティング能力養成(モーリス・ワード)
スニング教材(仲谷都・名倉秀人)
、
!
、
3 英語圏居住学生と人間環境学部の学生とのネット会議での会話交流の記録を材料にした
!
4 Vocabulary 教材(栄本和子)
、の研究に当たった。
コミュニケーション力養成(青"明)、!
Moodle とは
Moodle とは、Modular Object Oriented Dynamic Learning Environment の略語であり、
オーストラリアの Martin Dougiamas 氏が、2
002年8月に開発した GPL(General Public
License)な Web ベースのコース管理システムのことをいう。PHP と MySQL(PostgreSQL
も可)上で作動し、
ブラウザを通したインターフェイスとなっている。参加者はカテゴリー
としてシステム管理者、コース作成者である教師側と、学生側に分けられる。教師、学生
ともに Web 上で、授業登録、テスト、課題提出、議論など行うことができるシステムであ
る。SQL というリレーショナル・データ・ベースを PHP と関連付けているため、同じ CGI
プログラムであっても PERL などのプログラムよりも軽く、大量の学生を Web 上で扱う
ことができ、ログの消失やエラーの危険性も少ない。
サーバーの OS は PHP をサポートしているものであれば、Windows, Linux, MacOS な
ど、あらゆる OS で問題なく作動する。最新版は2006年1月現在 Moodle 1.5.3 だが、安定性
を考え 1.4 を使うユーザーが多い。Moodle 1.4 のプログラムファイルは総数842
3個で54.
6
MB(データ・ベース・ファイルを除く)の容量がある。
サーバーのディスクは最低その倍
程度の容量が必要となる。サーバーへのインストール及びその管理には多少の Web に関
する知識が必要となるが、
システム管理者以外の参加者(教師・学生)は一般的なインター
ネットや PC の知識と、Moodle のインターフェイスの扱い方さえ分かればプログラミング
ソフト
機能その他
コ ス
Moodle
ト ◎無料
利 用 者 単 位 ◎個人で出来る
WebCT
Xoops
▲有料
◎無料
▲学科・学部単位で導入
コミュニティー・サイト
◎パッケージが用意され
インストール
ている
モジュール
操
作
文
技
▲モジュールが少ない
面 ◎シンプルで簡単
字
術
◎クイズなどのモジュー
ルが豊富
▲日本語文字化けの問題
(ある程度解決済み)
◎完全ユニコード対応
▲自由度が高いが技術を
有する
面 ◎専門知識不要
その他の特徴 ◎教育目的に特化
◎綺麗なデザイン
◎Book Mark の編集可
◎フォーラム記事のコン
ピレーション
◎システム内メール
図1(他のソフト・ウェアーとの比較)2)
―3
2―
◎日本語サポート充実
の知識や運用面での特別な知識の必要はない。ソースは GPL の下、自由に開発することが
許可されているため、モジュールやテストの問題を Moodle 使用者で共有すれば、教師は理
想の形の Web 教育システムを作成できる可能性が高い。
ブリティッシュ・コロンビア大学(バンクーバー、カナダ)のコンピューター・サイエ
ンス学科の Murray Goldberg 氏が開発した「コース管理システム」(CMS=Course Management System)3)である WebCT(Web Course Tools)4)の良い面を取り込み、欠点を
補って開発された Moodle は他のソフト・ウェアーと比較してみても、利用者が平易に操
作できる点が強みである。
Moodle のユーザー・インターフェースで使用する言語は現在60ヶ国語以上に対応して
おり、14
2カ国で1
60万人のユーザーが、7,
0
00の Web サイトで16万のコースを使用してい
る。また、イギリスの通信大学である Open University(18万のオンライン学習者が所属す
る英国の通信大学)でも Moodle の正式使用を決めたこともあり、Dougiamas 氏は Moodle
を学習コンテンツ機能である LMS(Learning Management System)学習デザインの基準
5)
に対応する機能への開発を開始している。
(2005年1
1月現在)
Moodle の最先端として Moodle ユーザーによって寄付された CMS 機能 Moodle 1.6 の
新機能が2
0
0
6年2月にリリースされる予定になっており、これによってさらに進んだ機能
の利用が可能になる。
1 学生用のマイ・ムードル・ページ:所属コース・各種活動への参加・個人カレンダー
!
2 複数ログイン認証システム対応:
を含む学生用ポータル・ページの使用が可能になる。!
3 学生ビュー(視
LDAP/IMAP など複数のログインシステムに対応することが出来る。!
点)ボタン:教師画面の「編集 ON-OFF」ボタンの隣に、学生の視点からページを閲覧す
4 Unicode 対応:日本語
るための「学生ビュー(視点)ボタンが、表示されるようになる。!
の文字化けの完全解決が期待できる5)。詳細統計:各種ユーザーのサイト利用が図式ディ
スプレーよって分かりやすく表示されるようになる6)。こうして Moodle は日々進化し続
けている。
Moodle の利点
Moodle の最大の利点は、PC とネット環境さえ整っていれば、いつでもどこでも、学生、
教師ともに、HTML を含むテキスト、音声、映像を、ブラウザだけを使って扱うことがで
きることである。
「読む・書く・聞く・話す」という4つの技能の学習を Web 上で行うこ
とできる点で、Moodle は、特に語学教育においては、利用価値の高いソフト・ウェアーと
言える。
学生が自分のペースに合わせて学習できる教師不在のネット授業や、テキスト・音声に
よる時間を設定した課題提出、チャットによる Web 会議、そして、それらに対する教師の
フィードバックなど、学生と教師が同じ時間・同じ場所にいなくても授業を展開すること
ができる。即ち、非同期型学習が可能になる。
何よりも一番の利点は、Moodle 利用学習では、同期(synchronous)型学習と、非同期
(asynchronous)型 e-learning 学習の併用、つまり、Blended Learning が可能であるとい
うことである。同期型学習の時間制約の解決策として、学習者が個々のペースで随時反復
―3
3―
学習できる非同期型学習を相互補完的に実施することによって、より高い学習効果を得る
ことができるのである。対面授業において、Moodle 画面上に提出した課題や、議論となっ
た事項について、更にそれらを膨らませていく授業展開も可能であるし、また、対面授業
中であっても、教師が一定の方向性を指示した後、Supervisor として、学生各自に夫々の
ペースでオンライン自学自習をさせる、Learner-Centered Class の実現も可能となる。
このように、Web 上と実際の授業を上手く組み合わせていく(同期型・非同期型併用学
習=Blended Learning)授業展開の研究が、このシステムを利用する上での最大の課題とな
るであろう。
1[Listening 教材―CLOZE テスト]名倉秀人
実際に人間環境学部の Moodle において行ってきた CLOZE テストの機能を使ったリス
ニングについて説明をする。Moodle には Web 上でテストをする「小テスト」というシス
テムがある。記述問題、選択肢問題など、授業中の試験としても使えるようになっている。
しかし、人間環境学部の Moodle サイトのテスト・コースでは、リスニングの「ドリル」と
して CLOZE テストのシステムを応用した。ソースは「週刊 ST online」というジャパンタ
イムスの学習サイトである。許可を取り、著作権の問題はクリアした。まず、ニュースの
MP3の音声(約1分)とテキストを使って Moodle でリスニングの穴埋め問題を作成した。
問題の作成は、このようなフォーマットで穴埋めする箇所を中カッコで囲む形になる。
A{1 : SHORTANSWER : %100% thunderous} explosion tore through a BP oil refinery
March 23, leaving{1 : SHORTANSWER : %100% at}{1 : SHORTANSWER : %100% least}14
dead and more than 100 injured.
CLOZEテストの外観
図1
CLOZE テスト
―3
4―
1分のリスニングで2
0箇所の空白を埋めるという形にした。様々な時間と穴埋め箇所数
を試みた結果、この形が、学生が飽きずに繰り返しできるベストなものであると判断した。
現在、この問題を毎週1題ずつ作成している。ニュースソースはできるだけ新しい身近な
ものを選択する。
問題作成にはテキスト・エディターを使用するようになっているが、穴埋め箇所をカッ
コでくくる作業は、毎週するには煩わしいところもあるので、JavaScript を用いて、問題作
成のプログラムを作成した7)。フォームに、使用するテキストを貼り付け送信すると、全
ての単語の前にチェックボックスが現れる。穴埋めにしたい単語の前をチェックするとそ
の単語が赤く示される。チェックが終わり、再び送信すると、フォーマットに合った
CLOZE テストのテキストが出来上るので、それをコピー&ペーストすれば穴埋め問題は
完成する。そこに音声をリンクさせて何度も聴かせる。
Moodle の場合、MP3ファイルを埋め込むと自動的にスライダーと再生ボタンが現れる
ことになっているが、これはスクロールすると使い難くなるため、別窓で Media Player
などの音声再生ソフトが起動するようにした。スライダーを操作して自分の聞き難かった
ところを何度も再生することができる。これにより単語の音声構造や音のシークエンスを
体感し、理解させることが目的である。これを応用し、単語ではなくセンテンスを穴埋め
に、音声だけではなく、ニュース映像を使ってみるという実験も行った。1年生には多少
難しいが、映像は興味を持たせるにはよい素材となった。
では、実際の結果はどうだったか。学生によって能力差があるので、全てを埋めること
を強制せず、聞こえるところから埋めていくように指導する。繰り返し学生はリスニング
をして穴埋めをしていく。その記録を教師は全て見ることができる。最初の正解率は高く
はない。間違えた箇所は赤く示され、正解は緑、埋めていないところは空欄のままとなる。
間違えた箇所のみを次回に行い、正解数を上げて行く。回数制限はしてないので好きなだ
け行える。
学生毎のスコア表
図2
学生のスコア表
―3
5―
ついには満点に至る者も出てくる。そして次回の授業の初めに正解を発表し、解説を加
えていく。不正解の例を参考にし、何故間違ったかを音声学的、文法的に考えていく。そ
れを踏まえて、次回のリスニングを作るときに、同じような間違えを起こしそうな単語を
穴埋めにしておいて再び確認していくという作業を行う。前期14回として、たった14分の
リスニングだが、ここまで音声を「熟聴」するということは授業内では難しいことではな
いか。Moodle はそれを実現化してくれるものであった。ただし、採点の必要はないが、学
生に対してフィードバックをすることは必須であろう。
[Listening 教材]仲谷
都
―3
6―
リスニングのテストの後は、訳したものを送ってくるように言っています。
その例がこれです。長いリスニングは、サマリーでもよいことになっていますが、この
学生は「不安なので全部みてください」と、頑張って全部訳してきました。教師は、訳の
評価とコメントを返すことができます。
―3
7―
次にアンケートです。登録が済んで、本格的にリスニングの問題に取り組み始めて3週
間(3回目の授業)のときにアンケートをとりました。わたくしの2つの英語のクラスの
合計5
2人の学生に書いてもらいました。肯定的な意見は52人中4
4人と約85%でした。あと、
8人は、問題点だけをあげたので、肯定的か否定的かは不明です。
そして、その44人の
中で“リスニングは良い”と言う意見が2
1人でした。“おもしろい、たのしい。”と言う意
見が7人。あとは、リスニングの力がつくが、4人でした。
アンケートを書いてくれた52人の学生が、肯定的な意見のあと、「でも∼と」いう形で、
問題点をあげています。先ほど述べたように本格的に始めて3週間目のアンケートですが、
―3
8―
「まだ Moodle の使い方がわからない」という学生が10人と約20%いました。それから、
「パソコンに慣れないためにさまざまな苦労をしている」というのが、合計12人いました。
リスニングの問題が、
「速い、むずかしい」と、感じている学生が2
2人いました。これは後
でのべるつもりですが、
早急な対策が必要です。その他の問題で、
「パソコンがうちにない」
と答えた学生が5人と約1
0%いました。これは予想外に多かった数字です。また、回数に
関してもアンケートをとりました。これは、最初にやった1分ほどの長さのリスニングの
問題に関してたずねたのですが、大半の学生が1
0回以上聞いています。無回答も多かった
のですが、それは、
「何回聴いたかわからない」と言う理由でした。
―3
9―
2
Process and Product with Moodle : A Team-teaching resource for writing classes
Maurice Ward
Moodle Resources
Moodle resources are particularly useful for writing classes that have an emphasis on
product and process. It enables students to engage in the processes of writing, review
and re-writing in both collective and individual way as well as exploiting resources that
are available on the Internet. In the Modern Communications Department there are two
essay writing classes that take this approach and Moodle allows students and teachers
to operate these as one teaching-learning environment, effectively one class. For individual students this more than doubles the teaching resources available to them in so far
as they are better able to work in groups that are variously interested in the same field
of writing and at a similar level to themselves. Moodle, then, acts as a self-selected context for writers. The resources that enable details of this include forums, for free writing, assignments for more teacher and peer directed tasks, quizzes and lessons for
teacher lead and textbook like activities. In practice these boundaries are flexible, as the
examples below will show. As other contributors to this report note, Moodle is philosophically based on the notion that students make better progress where they are part
of the decision making processes about course content and activities, where they have
control over significant parts of their learning. The three examples below will focus aspects of these processes, the first uses a Moodle lesson resource for a summarising activity, the second uses a Moodle quiz for a paraphrasing activity and the third a Moodle
assignment for a more extended writing task. As the discussion below will show, a key
aspect of these resources is how they can be planned and made by one teacher and
used by others without losing their local impact.
Example1:Summarising Task Using a Moodle Lesson Resource.
Moodle lesson resources act in this example as input for students in a similar way to a
textbook. The advantage that this resource has over a textbook is that it more flexibleit can be orientated to specific topics that students and teachers decide upon and
graded to levels that closely approximate students needs. Unlike a printed textbook it
can be altered and revised from lesson to lesson and class to class, thus adapting to local class situations. Additionally, it allows for links with a wide range of teacher made
resources and Internet resources that individual students can access as they feel the interest of need. In the two classes discussed here students' grades are also flexibly
awarded in the sense that students can elect which Moodle activities they are interested in and build grades on this basis. That is, students who consider an activity beyond or below their ability can elect not to do it and choose an alternate one for the
same grade. The summarising lesson considered here is allocated a grade of3%of the
―4
0―
student mark for the course and is additional to the set textbook and classroom work so
learners who have not acquired good grades in other areas or who are directed by a
teacher to the activity may make up for poor achievement in other course work.
Teacher input.
Summarising is a key skill that writers must learn if they are to bring the resources of
other writers into their own products and for learners in a second language it is challenging task that involves knowing how to read for key points and specific details as
they require each of these. In the process of engaging with the work of other writers
they learn the grammatical and discourse structures needed to achieve their own writing goals. Graphic1below is a copy of the Moodle Lesson from the essay writing class
Moodle page kanto/Essay 1/Lessons/Summarising.
Graphic1
As Graphic1shows, the lesson begins with input form the teachers about what summarising is. At an early stage it links students to a graded reading resource on the Internet and then using a quiz facility that is integral to the Moodle lesson resource it engages learners with the teaching material and with the Internet reading by a series of
links that are places within each section of the quiz. Graphic 2 illustrates :
―4
1―
Graphic2
In each section for example there is a link to the part of the Internet reading students
need to answer the questions correctly. Where they are unable to provide the correct
answer to a question they are given automatic feedback and redirected to the source
material with assistance as to what to look for. The quiz questions then, act as both review and revision. Graphic3illustrates :
Graphic3
Example2:Paraphrasing1Graphic Quiz
A key component in acquiring the skill of summarising is the ability to put the writer's
understanding of source material that they read or other wise engage with into their
own words. The second Moodle resource used here is one that other sections of this report also discuss but in this instance the quiz exploits Internet graphic resources to help
writers to put ideas they see into words. That is, it asks them to shift from visual modality to written modality (Graphic 4). It does this in a light hearted but directed way by
offering them a choice of four possible paraphrases of each graphic and where they
make the correct choice they are permitted to move on to the next question, where
they make the wrong choice they are given automated feedback on the dubiousness of
their choice.
―4
2―
Graphic4
The challenge for writers here is that they are force to choose a written description of a
visual message and in the process learn that there are a variety of ways in which to
convey a message. Graphic5illustrates :
Graphic5
This graphic excerpt from the Moodle quiz shows the four answer options students are
asked to choose from, a response to each choice and the Moodle page selection process
they must follow (JUMP) to move on to either the correct answer or the next question.
Here, as the graphic shows, answer 3 is the correct one. The feedback deliberately encourages subjectivity in students' choices through its humour and social themes.
Example3:Paraphrasing2an Assignment
The third example discussed here is again related to first two and indeed builds on
―4
3―
them. Sequentially on the Essay 1 Moodle home page this activity comes after the two
already discussed but of course students may choose to attempt it before them if they
want. She or he may also come back and re-attempt it after doing other Moodle activities or other textbook and classroom activities that have improved her understanding of
paraphrasing.
In this example Moodle provides a resource that is otherwise extremely difficult to
bring into the learning situation-record of the students themselves engaging in writing
activities and peering learning. As the graphic shows the Moodle assignment here give
the students a series of photos from a writing class workshop they have previously participated in and asks them to provide a suitable caption to each photo. Their captions
are forward to the class teachers who provide a list of the students' captions to the
class and groups within the classroom setting then discuss the paraphrases made for
each photo and the results of their discussion, including the range of captions and one
selected by the group as the best paraphrase, are all published in the class magazine
Write-out. On the Moodle page each student is allowed only one attempt at answering,
and unlike the Moodle quiz discussed in example 2 above, feed back is given by peers
and teachers in a classroom environment.
Here are some examples of the captions students provided to one photo (Graphic 6)from
the Moodle assignment.
The paraphrase chosen for publication is in italics :
Graphic6
●
They are discussing an activity is using a computer.
●
The discussion goes smoothly.
●
Tomoko, Minami and Takuya talk about article which they
will write.
They are discussing.
●
They are discussing using a computer.
●
Their discussion become serious.
Thus the activity builds on the concept outlined in the previous
―4
4―
Graphic7
example but focuses more on a higher level of student understanding and more peer involvement. It also increases the students understanding of product and process in that
it allows them to see their choices in comparison with those made by others, discuss the
merits of each and in doing so revise the ir understanding. It further provides for a new
product in the Write-out magazine article.
This third example also highlights how teachers can share resources better using Moodle. In this instance, the writing workshop where the photos were taken was run by
one teacher and the Moodle assignment was made by another. The product magazine
Write-out (Graphic 7)was jointly produced by both classes and students from both
classes participate in all of the activities that surrounded this process.
Summary of Writing Section :
Moodle resources provide a powerful tool to provide a creative learning environment in
writing classes in the Department :
●
Teachers share resources and responsibilities across classes.
●
Multi-modal (graphics & writing) resources, including Internet ones, are engaged.
●
Students elect when to study.
●
A range of specific but automated feedback can be provided.
●
The process of writing becomes part of the product.
3[コミュニケーション力養成]青!
明
我々五名のグループは、人間環境学部における英語教育の一環として導入した Moodle
を効果的に利用する為に様々な試みを行っている。ここでは「異文化導入」の観点から関
東学院大学の米国における交換留学提携校学生と、人間環境学部生(主として現代コミュ
ニケーション学科)によるネット会議の様子、及びその記録を実際の授業にどのように利
用しているかを述べてみたい。
関東学院大学の米国における交換留学提携校は、リンフィールド大学(オレゴン州)
、ミ
ネソタ州立大学モアヘッド校(ミネソタ州)
、アーカンソー大学(アーカンソー州)の3校
があり、留学認定校としてニューハンプシャー大学(ニューハンプシャー州)がある。今
回ネット会議を試みたのは、交換留学提携校の中でも我々が一番古くから留学生を送りだ
しているリンフィールド大学の学生とである。リンフィールド大学には全学部から1セメ
スター単位で1
5名ほどの学生が留学し、
「異文化間コミュニケーション」を含む様々な教科
科目の単位を取得する。全員が寮生活をする事が前提となっている為、留学生には日本を
発つ際、
「ロジクール Qcam Pro4
0
00」
(WebCam)を持たせ、ネット会議の協力を依頼した。
ネット会議には留学生の米国人ルームメイト及び友人に時間を割いて戴くこととし、リン
フィールド大学での生活が落ち着いた頃を見計らってイーメールで連絡を取り合い、会議
の時間及び内容を打ち合わせ、日本にいる学生とのディスカッションを行った。
―4
5―
図1
ネット会議の様子
目的:
1 NET を通じて外国の人達(米国人)との会話を体験する。
このネット会議の目的は、!
2 会話を通して異文化圏に居住する人達の習慣や考え方の違いについて知る。!
3 彼らとの
!
習慣や考え方の違いについて Moodle のチャット機能を利用し、クラスでディスカッショ
4 ディスカッションの結果を各自が Moodle を使用してレポートとして
ンを行う。そして!
フォーラムに提出し、教員は添削・評価・コメントをすることにある。
図2
チャット会議の様子
―4
6―
方法:
ネット会議では MSN メッセンジャー、Webcam、Skype(ネット上無料電話)を利用し、
日本人学生の異文化理解に役立つと思われるトピックに関してディスカッションを行う。
その結果をデジタル映像として記録し、Moodle 画面上にインストールする。クラスではそ
の映像を見ながら Moodle 画面上のチャット機能を利用してお互いの意見を自由に交換し
合い、最終的に各自の意見をまとめてフォーラムにレポートとして提出し、教員は添削・
評価・コメントを付して返信する。レポートを提出した学生は返信された自分のレポート
に関する添削・評価・コメントを読んで再考することができる。
図3
課題提出への添削・評価画面(赤字部分は教師の添削・コメント)
現代コミュニケーション学科の学生は学科基幹科目として「異文化間コミュニケーショ
ン」を履修しており、異文化に対する基本的な情報は与えられている。しかしながら、ディ
スカッションをより効果的に進める為のヒントとして次のような例文を与え、様々な状況
下における事態を説明する為の事前学習を行った。
事前学習使用の英文例:
日本人に対するイメージに関して
① What were your impressions when you first met X?
What image did you have before you meet X?
Did your image about Japanese change after you met X?
それぞれの文化間におけるスペースに対する考え方の違いに関して
② Why do you tell others to pass the salt even though you can get it by yourself by
saying ' Will you pass me the salt?'
③ You are at the restaurant with your boyfriend/girlfriend. You are led to a square
―4
7―
table by the waiter/waitress. Which two seats do you take?
それぞれの文化間におけるアイコンタクトの違いに関して
④ How do you look at your friends while you are talking to them?
Do you look your friends directly in the eye ?
⑤ How do the children behave when they are scolded by their parents in your culture?
Do they look their parents in the eye?
それぞれの文化間における学生の行動・動作の違いに関して
⑥ Suppose that you teach English at a college in Japan. Most of the students in
class sit at the seats toward the back. What do you think of those students?
⑦ You are quite certain that the most of the students in class know the answer to
your questions. However, none of them answer. What do you think of those students?
対人関係に関して(自分の考えを述べる)
⑧ Suppose that your friend gives you a box of chocolate on your birthday.
He/She doesn't know you do not like sweets. How do you generally respond.?
⑨ Is it easy for you to talk to the strangers in the trains or buses? What is the most
appropriate topic?
⑩ You are invited to your friend's house. This is the first time for you to meet his/
her parents. The dinner is over but you are still hungry. What do you say to
your friend or to his/her parents?
結果:
ビデオ会議はリンフィールド大学に送り出した留学生の協力、そして我が学部学生の異
文化、米国学生とのコミュニケーションに対する興味とに支えられスムーズに進行した。
学部学生にとって日頃の生活で米国大学生と直接コミュニケーションをすることや、異文
化に関して直接外国人と意見を交換する機会が少ない為、少なからず刺激となっているよ
うである。会議記録(映像)を見た後でのチャット機能を利用した意見交換では、会議に
参加しなかった学生も英文の正誤にあまりとらわれることなく自由に意見を述べる環境が
出来あがりつつある。フォーラムへの投稿でも積極的に英文を書こうとする傾向が見られ
る。これも比較的迅速に学生が教員からの添削・評価・コメントを得ることが出来る Moodle 利用の語学教育の利点である。
今後の課題:
課題の第一として取り上げなくてはならないのは、事前学習の徹底と学生の語学力向上
であろう。例えば、上の例文における①「日本人に対するイメージに関して」などは比較
―4
8―
的スムーズにコミュニケーションが成立するが、②「スペースに関して」や⑤「アイコン
タクトに関して」
、
⑦「学生の行動・動作の違いに関して」などは質問の意図が不明瞭になっ
てしまう傾向にある。これは日米双方の学生に異文化に対する理解不足があるということ
は否めないが、学部学生がそれを補って説明を可能にする語学力を養う必要があると思わ
れる。
第二の課題は、一回のビデオ会議に参加できる人数が限られてしまうことである。今ま
では「ロジクール Qcam Pro4
00
0」を使用してきたが、
このカメラでは最大限二名しか使用
できず、他の参加者の待ち時間が多くなってしまうという難点がある。第三には「ファイ
ヤーウォール」の問題がある。特に今年度は関東学院側からの映像が相手に届かないこと
が多々あり苦労をした。カメラの機種変更や PC の設定などの変更で対応したい。
最後に:
人間環境学部に CALL が導入されたのが2003年、翌2004年より5名のチームで CALL
&Moodle の効果的利用法の研究を続けてきた。まさに暗中模索の状態であったが、
「人間環
境研究所」より2
0
0
4年度研究助成を頂き、これまでの成果を外国語教育メディア学会
(LET)で発表することが出来た。
米国大学学生と人間環境学部学生のネット会議では学生共々多くのことを学んだ。留学
生諸君は学部学生に多くの異文化を紹介してくれた。慣れない生活の中で我々の為に時間
を割いてくれたことに感謝したい。時として学部生の的外れな発言にも忍耐強く付き合っ
てくれたリンフィールドの友人達にも感謝したい。
4[Vocabulary 教材]栄本和子
英語の「読む・書く・聞く・話す」の4つのスキルも、語彙力なしにはその学習過程に
おいて大きな効果を上げることは難しい。そこで学生の語彙力を強化するために、Moodle
サイトのテスト・コースに、Vocabulary Test Course を設けた。このコースでは、授業で
使用しているテキストにリンクした語彙を出題し、学生に同じ語彙を目にする機会を数多
く与え確実に覚えさせるようにした。これは辞書をこまめに引かない学生に対して辞書代
わりになるように何度も繰り返し同じ語彙を目にし、自然に語彙を脳裏に焼き付けさせよ
うとする狙いである。
―4
9―
図1
全てのスキルの基本となる語彙力
[Vocabulary Test コース実例]
1.各教材の同じ語句の問題を「三択問題」と「記述式問題」の両方を作成した。
2.三択問題(英語→日本語)終了後、記述問題(日本語→英語)のテストを受ける。
(全2
4
0問、各2
0問)
3.1
0
0点を取るまで繰り返しトライする→間違った問題の正解を見て覚え直し、再度挑戦
する。
図2
3択問題(英語→日本語)
図3
記述式問題(日本語→英語)
以下は、
「スピーチ・クリニック」の授業で使用しているテキスト、Small Talk にリンク
した Vocabulary Test で受験者133名が最初の20問に何度目で100点を取ったかの結果で
ある。
(受験者は1年生∼4年生までで、比較的1年生が多かった)。
―5
0―
図4
満点までの受験回数
受験者1
3
3名のうち、1回目で満点を取った者は2名、2回目では35名、3回目では20名、
4回目では1
0名、5回目では5名、6回目では2名、7回目では1名、2度以上の挑戦で
も満点に至らなかった者、1
7名、1度しか挑戦しなかった者39名である。以下に問題の実
例を記す。
Vocabulary Test 第1回目の問題(20問)
下線部の英語の意味として適切なものを選択しなさい。
1)I'm so glad to meet you.
a.嬉しいです
b.緊張しています
c.安心しました
2)I've heard so much about you.
a.知っています
b.聞いています
c.調べています
3)What's your first name?
a.名前
b.名字(姓名)
c.あだ名
4)How do you pronounce it?
a.表現する
b.説明する
c.発音する
5)How do you spell it?
a.話す
b.作る
c.綴る
6)Listen carefully while your teacher reads the sentences.
a.文章
b.本文
c.テキスト
7)Listen for the sound of contraction and the plurals.
a.契約
b.短縮(形)
c.建設
8)Put this word into plural.
a.単数形
b.簡単
c.複数
9)Listen for the reduced vowel sounds in do/your.
―5
1―
a.清音
b.母音
c.騒音
1
0)Write your name in the blanks below.
a.空白
b.黒
c.用紙
1
1)Have a nice weekend.
a.1週間
b.週末
c.平日
1
2)It's getting late, and I really have to say good-bye.
a.暗くなって
b.遅れて
c.遅くなって
1
3)I enjoyed seeing you again.
a.楽しかった
b.遊んだ
c.興奮した
1
4)We're going to miss you very much.
a.捕らえそこなう
b.(∼がいないのを)
寂しく思う
c.見のがす
1
5)A : Is your ring new?
B : Oh no, I've had it for years.
a.4年
b.数年
c.何年も
1
6)You look wonderful today.
a.神秘的な
b.素敵な
c.お天気がいい
1
7)A : You speak English very well.
B : You are very kind.
A : "I mean it."
a.本気で言ってる
b.そのことです
c.そのつもりです
1
8)This provides an illustration of the emphatic forms.
a.強調した(強勢を加えた)
b.実例の
c.除外の
1
9)A : I'm afraid my English is not very good.
B : Don't be silly. It's wonderful.
a.馬鹿にするな
b.馬鹿なこと言うな
c.そうですね
2
0)Listen carefully as your teacher repeats the sentence.
a.読む
b.繰り返して言う
c.答える
この問題の語彙は、7)
、8)
、9)
、1
0)以外は中学生レベル程度の非常に平易なもので
ある。それにも拘らず、1
3
3名中5
6名が満点に達していない。3度∼7度でようやく満点に
達した者は3
8名である。この結果から、学生たちにいかに語彙力が不足しているかという
ことが分かる。
次に、受験回数、所要時間、点数との関連を調べた。以下は、学生 A の受験回数・所要
時間・点数との関係を折れ線グラフにしたものである。この学生の解答所要時間は、受験
回数が増える毎に短くなっている。
―5
2―
図5
学生 A の受験回数・所要時間・点数の関係
紙面の関係上、全ての学生のグラフを表示することは出来ないが、受験者133名のうち、
学生 A を含め90名は、学生 A と同様、受験回数毎に点数が上がり、受験所要時間は短く
なっていることが分かった。
次に、学生 B の受験回数・所要時間・点数との関係を折れ線グラフで示す。
図6
学生 B の受験回数・所要時間・点数の関係
学生 B は、3度目の受験で2度目より、また、5度目で4度目より点数が下がっている。
しかし、所要時間は前回の2度目、4度目より短くなっている。点数が上がった4度目で
―5
3―
は、所要時間が3度目より長くなっている。この結果から見て、所要時間が短くなり点数
が下がった回では、じっくり考える時間を取らなかったのではないかと推測される。受験
所要時間の長短だけに焦点を当て判断を下すことはできない。時間のみを重視することは
その学習過程において本筋を見失うことになりかねないので慎重な判断が必要である。受
験者1
3
3名中、学生 B を含め4名がこのように、受験回数・点数・受験所要時間の関係が順
当には伸びず蛇行するという結果が出ている。今後はこのような結果が出る学生の追跡調
査を行うことが必要であると思われる。
1つのテスト分析で結論を導き出すことは出来ないが、以上の結果分析から人間環境学
部の学生の語彙力と潜在能力については、概ね、次のような特徴をあげることができる。
即ち、人間環境学部の学生の英語の語彙力は極めて低いということである。しかし、受験
回数に比例して成績は上がり、所要時間も短くなっている学生は、2度以上の受験者数94
名中9
0名で、9
5.
8%であった(2度以上の挑戦で満点に到達しなかった学生も回数毎に成
績を上げているのでこの数字に加算した)という事実から、同じ語彙を見る回数が多けれ
ばそれだけ語彙力を上げていく潜在能力はあると言える。
したがって、学生の語彙力不足の問題を解消していくためには、今後も授業使用テキス
トにリンクした語彙問題をより多く作成し、テスト・コースのコンテンツを充実させ、学
生に同じ語彙を目にする機会を多く与えていくことが、語彙力不足問題解決の糸口になる
と思われる。そして、このコースの利用者の語彙運用能力アップによる各授業内容への理
解度、及び、語彙運用能力アップによる授業への取り組み態度の変化についての追跡調査
を今後の課題としたい。
おわりに
人間環境学部の英語教育に CALL & Moodle を導入して1年が過ぎようとしている。そ
の利用過程において様々な問題に突き当っているが、英語教育の一つのシステムとして
CALL&Moodle をより効果的に利用する方法を今後も模索し続けていくことが我々の課
題である。
先ず、操作&技術面では、
2
00
6年度より英語共通科目で Moodle を利用して授業を行う予
定であるため、Moodle 操作の面でのシンプル化の開発を急いでいる。というのは、2005年
度に、Moodle 利用開始前後に数度にわたって英語教員への Moodle 操作のためのワーク
ショップを行ったが、PC 操作を苦手とする教員にはかなりの負担となったようである。そ
こで現在、従来どおりの操作法に加えて、シンプルな操作法の開発を管理会社と協力して
進めている。また、PC を持たない学生への対応として携帯電話による学習法の研究も進め
ていく予定である。これは、自宅に PC を持つ学生にとっても、長い通学時間の合間に英単
語の学習ができるといったメリットがある。
次に教材面では、
現在使用している Moodle の機能以外(レッスン・ワークショップ・日
誌・用語集等)の機能を十二分に使いこなし、さらに充実した授業展開を試行していく。
そして、上記したように Moodle 画面上に設けたテスト・コースのコンテンツの更なる充
実を図っていきたい。
現在のところ、CALL システムと e-Learning ソフトを使用した新しい授業の試みに対し
―5
4―
て大方の学生は関心を寄せ、授業外でも積極的に Moodle を利用しているが、今後とも授業
展開のマンネリ化を避け、学生の学習意欲を更に高められるように Moodle 利用による授
業展開の工夫をしていきたいと考えている。そして、e-Learning(Moodle)英語学習を進
めていく上で最も重要なことは、Moodle と、学生の学習意欲との関連、学業成績との関連、
英語活用能力との関連等、Moodle 学習による効果についてのより詳細な分析研究が今後
の課題だと考えている。
注釈
1.Xoops とは、
「ズ―プス」と読む。Contents Management System に分類されるサーバーサイド Web
アプリケーションである。開発は、小野和己氏をはじめとする日本、中国、台湾、ノルウェー、アル
ゼンチンなど 世界各国のメンバーによって構成されている XOOPS プロジェクト(英語公式サイ
ト:http : //www.xoops.org/、日本語:http : //jp.xoops.org/)によって行われて い る。
(
『Xoops
コミュニティー構築ガイド』p.
2)
2.この比較表は、2
0
0
5年7月2
9日∼3
1日に、東京国際大学で開催された外国語教育メディア学会、第4
5
回全国研究大会での前橋工科大学、原島秀人助教授による Moodle ハンズオンワークショプ「Moo-
dle でこんなことができる」の資料を参考にさせていただいた。
3.2
0
0
5年3月末の段階で WebCT を導入している高等教育機関は5
0である。名古屋大学、福井県立大学、
熊本大学、帝京大学、関西大学等では数年前から WebCT による授業を実施している。2
0
0
3年1月に
「日本 WebCT ユーザー会」が組織され、3月に名古屋大学で第1回「日本 WebCT ユーザー・カン
ファレンス」が開催された。
(
『WebCT:大学を変える e‐ラーニング・コミュニティ』p.
4
2)
4.CMS(Course Management System)とは、教育・学習活動を講義時間外も含めて IT により総合的
に支援するためのシステムのことである。CMS には、1)教員と学生間のコミュニケーションが成り
立つ機能(教材作成、教材提示、教材閲覧・検索)
、2)学習活動を支援する機能(オンライン・テス
トや課題レポート等の成績確認など、コースに関する情報管理)
、3)コース管理業務を支援する機能
(授業アンケートの作成、学習進捗管理など)
、4)システム管理業務を支援する機能(システムへの
ユーザー登録・削除、コースデータのバックアップなど)の4つの主な支援機能が備わっている。
5.http : //moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=34002
6.http : //cvs.sourceforge.net/viewcvs.py/moodle/contrib/
7.http : //cd.ws 24.arena.ne.jp/cloze.html
参考文献
Cole, Jason.(200
5)
.Using Moodle. Cambridge : O'Reilly Community Press.
吉田文・田口真奈(編)
.(2
0
05)
『模索される e‐ラーニング』.東信堂
エミットジャパン(編).
(2
00
5)
『WebCT:大学を変える e‐ラーニング・コミュニティー』.
東京電機大学出版局
中井俊樹・山里敬也・中島英博・岡田啓(編)
.
(2003)『e‐ラーニング・ハンドブック』.マ
ナハウス
高井守・インフォリグ(編)
.
(2
0
04)
『XOOPS コミュニティサイト構築ガイド』.技術評論
社
坂井恵・天野龍司(編)
.
(2
0
04)
『XOOPS 入門』.翔泳社
―5
5―
本稿は、青!明、栄本和子、仲谷都、名倉秀人、モーリス・ワード(あいうえお順)に
よる「関東学院大学人間環境学部における英語教育を考える―CALL 応用の試み―」プロ
ジェクトの研究成果であり、2
0
0
5年6月4日に慶応大学日吉キャンパス来住舎に於いて開
催された外国語教育メディア学会(LET)関東支部、
第115回研究大会で研究発表した内容
に加筆したものである。
このプロジェクトの研究に対して「関東学院大学人間環境研究所」
の2
0
0
4年度研究助成を頂いたことに心から感謝の意を表したい。
―5
6―
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