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人間科学部 健康栄養学科

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人間科学部 健康栄養学科
1
康栄養学科
⑴
教育理念と人材養成の目的
北海道は近年の高齢化社会の中でも高齢化率が2
5
%を越えている地域が多い。その中で、すでに何らかの生活
習慣病を抱えながら生活している高齢者に対する「三次予防」
、 康不安を抱える住民には「二次予防」としてそ
れぞれの栄養の指導が必要である。そして、
「2
1
世紀における国民 康づくり運動( 康日本2
1
)
」の視点から、
より 康増進を求める地域住民には生活習慣病に対する認識を深めさせつつ、病気にならないよう普段から 康
増進をサポートするものとしての「一次予防」に関わることができる地域に密着した管理栄養士の養成が必要で
ある。
康栄養学科では、「もてなしの心」
をもった豊かな人間性を涵養し、栄養士教育および業務の国際的標準化を
視野に入れながら、上述の管理栄養士に求められる幅広い 野を横断的にとらえ、さらに高度な専門的知識およ
び技術を習得させ、それらを統合する能力を持った優れた管理栄養士を養成することを目的とする。
⑵
教育課程の構成と概要
上述の目的を達成するために
れている。
康栄養学科の教育課程は①教養科目、②専門基礎科目、③専門科目から構成さ
①
教養科目
教養科目は、 合領域、人間と文化、社会と制度、自然と科学、外国語、スポーツと 康の6 野から構
成される。 合領域、自然と科学の 野においては、科学的思 の基盤を培うとともに、豊富なI
T機材設備
を 用して情報処理能力やプレゼンテーション技術を養う。人間と文化、社会と制度、スポーツと 康の
野においては、人間としての尊厳を倫理面のみならず、制度・経済、文化等多角的な視点から理解を深める。
外国語は外国語学部を併設することの利点を生かし、実践に則した「英語」の科目を開講して充実させると
ともに、北海道文教大学の地域的特性から「中国語」や「ロシア語」を選択科目として設けている。
②
専門基礎科目
専門基礎科目は、管理栄養士養成カリキュラムの専門 野における知識や技術を習得するための基盤とな
管理栄養士という専門職種を目指す動機付けにつながることをねらいとし次の3 野をおく。
るものであり、
社会・環境と 康>の 野では、
「 衆衛生学」
、
「 康社会と福祉」
、
「 康体力の科学」
、
「 康体力科学
実習」等の科目を通し、人間の生活環境や社会制度が人間の 康状態や保持増進行動とどう関わるかを学び、
社会や環境はどうあるべきかについて理解を深める。さらに 康の概念、 康増進や疾病予防の え方やそ
の取り組みについて理解する。
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち>
の 野では、
「生化学」
、
「解剖学」
、
「生理学」
、
「運動生理学」
、
「病
理学」、「病原微生物学」
、
「免疫学」等を学び、人体の構造や機能を系統的に把握するとともに、主要疾患の
成因、病態、診断、治療等を理解する。
食べ物と 康>の 野では、食品のもつ理化学的性質や生体調節機能と、それらを摂取しやすくするため
「食べ物の成り立ち」
、
「食品科学」
、
「食品科学実験」
、
「食
の技術とその原理について理解する。科目構成は、
品機能論」、「食品加工学」
、
「食品加工学実験」
、
「調理科学」等である。
― 6
2―
③
専門科目
専門科目は、管理栄養士としての専門性を高めるために
「基礎栄養学」
、
「応用栄養学」
、
「栄養教育論」
、
「臨
床栄養学」、「 衆栄養学」
、
「給食経営管理論」
の6 野と、その専門 野の教育内容を包含する
「 合演習」
、
「臨地実習」、さらに学習をより深める「 合」 野を置き、合わせて9 野から成り立つ。
「基礎栄養学」 野では、
「基礎栄養学」
、
「栄養と代謝」
、
「栄養学実験」を通し、栄養とは何かを理解する。
「応用栄養学」 野では、身体状況や栄養状態に応じた栄養管理を理解するため、代謝サイクル等の生理学
的意義と疾病時の逸脱機序、各ライフステージにおける 全な発育、加齢に伴う心身の変化等への対応を習
得する。科目構成は、
「応用栄養学」
、
「ライフステージ栄養学 ・ 」
、
「応用栄養学実習」である。また、
康増進の え方を踏まえ、目的に合った身体組成を維持できる食生活のあり方を理解する「 康スポーツ栄
養学」を設けている。
「栄養教育論」 野では、栄養士の基本業務である栄養の指導の在り方、その実際の技法を 康・栄養状態、
食行動、食環境等の評価・判定に基づき計画・実施・評価する力を養う。
「臨床栄養学」 野では、傷病時の病態や栄養状態の特徴に基づいた適正な栄養管理を行なう能力を養う。
「 衆栄養学」 野では、
「 衆栄養学」
、
「地域栄養活動論」
、
「 衆栄養学実習」を通し、国民の 康問題
や栄養の現状、 康づくり施策などの栄養行政、地域保 活動における地域栄養活動と栄養改善活動を学ぶ。
「給食経営管理論」 野では、給食運営を行うために必要な食事計画や給食サービス、組織管理などの仕組
みについて理解し、その実際の技法としてヘルスケア施設における適温給食のサービス方法を学習する。
「 合演習」 野では、専門基礎 野、専門 野の各科目で修得した知識・技術を統合する能力をつけるこ
と目的とし、「臨地実習」 野では、給食経営管理を臨地実習施設であるフードサービス(病院・福祉施設・
学 ・その他集団給食施設)の実践の場において実習すること、臨床栄養の現場(病院)における食事療法・
栄養アセスメント・栄養の指導・各栄養療法について実習施設の管理栄養士から指導を受け実習すること、
保 所・地域保 センターにおいて地域住民に向けての 衆栄養の実際を通し、 康日本2
1
の推進を学ぶこ
とが目的である。
「 合」 野の「卒業研究」は、深く関心を持った 野からテーマを決め、研究計画のもと研究を進め、卒
業論文としてまとめ、発表する。
「管理栄養士演習 ・ ・ 」は、管理栄養士国家試験に向けて各 野を復
習しながら、管理栄養士に求められる要素を確認し 合的に学習する。
⑶
履修の方法
①
卒業までに必要な科目および単位数
康栄養学科を卒業するためには,必修科目3
4
科目5
7
単位のすべてと,選択科目6
7
単位以上を修得しなけ
ればならない。なお,科目により修得出来る単位数が異なっているので,選択科目を選ぶ際には,合計単位
数の計算に十 注意すること。
② 選択科目の履修方法
選択科目は,教養科目が2
2
科目3
3
単位,専門基礎科目1
4
科目2
3
単位,専門科目2
3
科目3
5
単位,計5
9
科目9
1
単位で構成されている。卒業までに,この中から専門基礎科目2単位以上を含む6
7
単位以上を修得する必要
があるが,年次によって選択出来る科目が決まっているので,1年次より計画的に履修する必要がある。な
お,選択する科目数は最終的に6
7
単位を確実に上回る様,余裕をもっておくことを強く推奨する。
本学科では,卒業時に,管理栄養士国家試験の受験資格の他,栄養士免許,栄養教諭一種免許,食品衛生
管理者・食品衛生監視員の資格を得ることが出来るが,そのためには,選択科目の中から指定された特定の
科目の単位を修得しなければならない。資格取得に必要な科目については,本書の「学則及び学内諸規定」
(ただし,栄養教諭一種免許については,この後の項目で説明する)
。これらの中で単位を
に記載されている
修得出来ない科目が1つでもある場合は,それぞれ対応する資格を取得出来なくなるので,資格取得を目指
す学生は十 留意すること。
― 6
3―
卒業に必要な単位数
授業科目区
必 修 科 目
教養科目
専門基礎科目
専門科目
1科目
2単位
1
8
科目
2
9
単位
1
5
科目
2
6
単位
2単位(2単位)
選 択 科 目
65単位(34単位)
卒業必要単位数合計
(
1
2
4
単位
)内は,選択科目の中で管理栄養士受験資格を得るために必修である単位数。
選択科目の年次配
授業科目区
表
教養科目
専門基礎科目
1年次
1
8
科目
2
6
単位
3科目(3科目)
4単位(4単位)
2
1
科目(3科目)
3
0
単位(4単位)
2年次
2科目
3単位
6科目(4科目)
1
1
単位(7単位)
4科目(4科目) 1
2
科目(8科目)
5単位(5単位) 1
9
単位(1
2
単位)
3年次
2科目
4単位
3科目(1科目)
5単位(1単位)
9科目(7科目) 1
4
科目(8科目)
1
5
単位(1
1
単位) 2
4
単位(1
2
単位)
2科目(2科目)
3単位(3単位)
1
0
科目(5科目) 1
2
科目(7科目)
1
5
単位(5単位) 1
8
単位(8単位)
1
4
科目(1
0
科目)
2
3
単位(1
5
単位)
2
3
科目(1
6
科目) 5
9
科目(2
6
科目)
単位(3
6
単位)
3
5
単位(2
1
単位) 9
1
4年次
合
(
⑷
計
2
2
科目
3
3
単位
専門科目
合
計
)内は,選択科目の中で管理栄養士受験資格を得るために必修である科目数と単位数。
教職課程(栄養教諭一種免許)
本学は、教育職員免許法に規定する免許状授与の所要資格を得させるための課程認定を受けており、卒業所要
単位の他に指定の単位を修得すると栄養教諭一種免許状を取得できる。
① 「事前事後指導」および「栄養教育実習」の履修要件
原則として3年次までに配当されている卒業必修科目、管理栄養士必修科目
(栄養士必修科目を含む)
、教
職に関する科目及び「栄養教育論 論」
「栄養教育論各論」をすべて修得していること。
②
教職に関する科目の履修に際しての注意事項
卒業必修科目、管理栄養士必修科目(栄養士必修科目を含む)が1科目でも不合格(あるいは再履修中)
であれば、原則として教職に関する科目の再履修はできない。
教職課程(栄養教諭一種免許状)を履修される方は、卒業のための学修の他に、免許状取得に必要な教職に
関する科目を修得し、学外における栄養教育実習を行わなければならないため、通常の学生よりも修得すべき
単位数が多くなります。また、栄養教諭一種免許は、管理栄養士養成課程を修了し栄養士免許を有しているこ
とが前提条件となるため、たいへん厳しい学修計画が必要となります。
― 6
4―
⑸
臨地実習履修要件
臨地実習 の履修要件(給食経営管理 実習施設:特定給食施設・多数食給食施設)
・2年次までに配当されている「給食経営管理論」の 野の下記の科目の単位を修得していること。
履修要件科目
給食経営管理論
給食経営管理実習
臨地実習 (臨床栄養 実習施設:病院)臨地実習 (臨床栄養 実習施設:老人保 施設)の履修要件
・臨地実習 の単位を修得していること。
・3年次までに配当される「給食経営管理論」
「臨床栄養学」の 野の下記の科目の単位を修得していること。
履修要件科目
臨床栄養学
臨床栄養学
食事療法論
栄養療法実習
栄養療法実習
栄養アセスメント演習
給食経営管理論
給食経営管理論
臨地実習 の履修要件( 衆栄養 実習施設:保 所・保 センター等)
・臨地実習 の単位を修得見込みであること。
・3年次に配当される「 衆栄養学」 野の下記の科目の単位を修得していること。
履修要件科目
衆栄養学
地域栄養活動論
・ただし、4年前期に再履修している場合は、GPA等を加味し、学科会議での審議を経て決定する。
⑹
進級要件
①
1年生から2年生への進級
1年次に配当されている管理栄養士必修および卒業必修科目1
0
科目以上を修得していること。
②
2年生から3年生への進級
5
科目のうち、2
3
科目以上を修得していること。
2年次までに配当されている栄養士必修科目2
⑺
免許・資格
康栄養学科で取得できる免許・資格の種類は次のとおりである。
・栄養士免許
・管理栄養士国家試験受験資格
・栄養教諭一種免許状
・食品衛生管理者及び食品衛生監視員
― 6
5―
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